先月、日本在宅医学会第20回記念大会 市民公開講座で
若年性認知症の当事者である丹野智文さんのお話を伺って来ました。
一般市民でも医学会と名の付く会場に入れる事があるんですねぇ。
初めて知りました。
「認知症と診断されたからといって
何も出来ない、分からないわけでは
ありません。
出来る事を奪わないでください。
それが病気の進行を穏やかにする秘訣です。」
と、家族にとっても頷ける顧みなくてはならない言葉が印象的でした。
※丹野さんからのお話は、くるみの会・関連情報にも掲載させていただいてます。
聴いたことを全部お伝えしたいのですが、今回はブログタイトルに沿ってオレンジリングについて。
認知症サポーターは全国で一千万人以上と聞いているのに街中でオレンジリングを見かけた事がないんです。
講演で結構あちこち行っていると思うのですが、行政の方など名札のところに付けているのを見るくらいです。
それから、(記事冒頭に記載した通り)サポーター(支え守る人→代わりにやってあげる人)ではなく
パートナー(病気や障害のない人が普通にしている様に、お互いの苦手な所を補足し合う関係)を必要としています。
出来れば認知症パートナー養成講座と名前を替えてもらえたら良いと思うのです。
ちょっと衝撃でした。
家族として、ちょっとした補助があればまだまだ自分で活動が出来ると感じているのに
サポーターとして活動するとなると、リングしてると痒くなるし落とさないか気になるし。。。
と、家に置いて歩いている自分に喝を入れられた感じです。
そして、くるみの会に持ち帰らせていただき、会に参加される日は
オレンジリングを付けて通会してくださいとお願いをしました。