酉の市、有名なのは浅草の鷲神社のお祭りでしょうか
開運招福・商売繁盛を願う祭りで、浅草では江戸時代から行われていたようです。
ここ浦和でも明治時代より、毎年12月12日に調(つき)神社にてお祭りが行われます。
お祭りを行う日に因んだのか、名前が先なのか、私にはわかりませんが
このお祭り、『十二日(じゅにんち)まち』といいます。
浦和駅前から、旧中山道沿いに様々な露天が立ち並び
大勢の人で賑わい、夜が更けるにつれ、賑わいが増していくお祭りです。
といっても、我が家はこどももいるし、寒いの嫌なので、夕方に行くことがほとんどですが。
浦和に移り住んでからこのお祭りを知ったのですが
お店を始めるにあたって、商売繁盛を祈願する熊手を手に入れない道理はありません!
ってなわけで、我が家もお祭りに繰り出します。
1番の目的は、熊手を手に入れることですが、
食いしん坊な我が家のこと、露天を素通りできるわけがない!
今年もいろいろ食べました。
スティック状のパイにグラニュー糖がまぶしてあって、カップに入ってる…
あ~名前忘れちゃった~
歩きながら食べるには、食べやすい、なかなか美味しいお菓子でした。
それから、からあげ、道産子焼きに、オムフランク。
お好み焼きにしようか、たこ焼きにしようか、それとも焼きそばにしようか、迷っているところに
初めてみた道産子焼き。
どこにじゃがいもがいるのか、どこにかぼちゃ、どこにとうもろこし…?
って道産子感がもう一歩だったなぁ…。
ホントに大きなお祭りだなと思うのが、
あたり目屋さん、目指し屋さん、干しいも屋さん、ピーナッツ屋さんに、たくあん屋さん
これらのお店が、毎年同じ場所にお店を出していて、年に1回なのに、常連さんと話してる。
面白いです。
そして我が家も常連を目指してるお店があります。
七味唐辛子屋さん!
何軒か出ているのですが、調神社境内に入ってすぐ左側の七味唐辛子屋さんです。
口上が上手で面白くて、香りのいい七味唐辛子が買えるのです。
でもこの七味唐辛子屋さんは、十二日まちだけでも何件か出していて
交代で各店番をしているらしいのです。
なので、私の好きなおじさんがいるとは限らず…
今年はいませんでした…くすん。
でも、とっても香り豊かな七味唐辛子は手に入れました♪
その七味唐辛子は今、我が家の冷凍庫で出番を待っています!
だって、まだ去年のが少~し残ってるんですもの。
さぁ、やっと熊手を売っているところまで来ました!
通路の両側に、色とりどり、大小さまざまな熊手が、ところ狭しと飾られ、売られています。
なじみの熊手屋さんのところにたどり着いたら
価格交渉の始まり!
「これいくら? 負けてね」
「この飾り、どんな意味があるの?」
「大入りと、稲穂つけてね」
熊手屋さん 「あったり前だよぉ~」
ってな感じで、『カフェはなまる』の名前を入れもらって、支払いを済ますと
手締めです!
「カフェはなまるさんの商売繁盛を願って! よぉ~」
パパパン、パパパン、パパぱんぱん、よっ、パパパン、パパパン、パパぱんぱん、よっ、パパパン、パパパン、パパぱんぱん!
「ありがとうございましたぁ~!」
今年は初めてお祝儀上げちゃいました!
出世した?いや背伸びした…?
あとは、熊手を正面に向け、高く掲げて帰ります。
5代目になる今年の熊手は、御輿を担いでます。
私も、マスター飯島啓至とともに 力合わせて
『カフェはなまる』 という御輿を担いで
もっともっと頑張るぞ!