すごいなぁ~、と思いますが、

偉いと勘違いをされると、ちょっとこそばゆくなったりもします……。

 

29歳の頃、目からうろこ的な話を聞き、それ以降は、冷静に判断できるようになりました。

 

自信を取り戻そうと足を踏み入れた業界……。

ま、今も、会社は違えど、同じ業界で仕事をさせて頂いております。

 

とある料理旅館。

配達の際に出て来られた店主。

その時に、旅館の玄関先には、欧米的な外国人のお客さん多数……。

 

尋ねると、そのご主人。

どうやら、世界的に名を馳せる尺八の指導者とのこと。

【あの人たちは、生徒さんやで】と。

思わず【すごいですねぇ~】と声を上げると、

【すごないよ、ひなびた料理旅館の店主やで。にいちゃんと、そんなに変わらへんで】

【でも、外国から教えを乞いに来られるとは、すごいですよ!】

【尺八の世界ではすごいかもしれん。でもな、そこを離れたら、みな一緒やで。勘違いする人も多いけどな……】

そんなことを話してくれました。

 

その時からですかね。

立場や年数、経験に違いはあれど、人間的には、まったくと言って関係ない、ということです。

少し知っているから……。

少しできるから……。

少し顔が効くから……。

 

勘違いはケガの元。

 

従業員にも、何かの折に言っていることがあります。

それは、能力の差は思っているほどない、ということ。

ただ、あるのは、意識の差だけ、と……。

そんなことを言い続けて11年……。

ようやく少しわかってきてくれたような……。

 

あと、5、6年ほどで会社を譲ろうと思っています。

 

長渕剛の【Go Straight】。

この頃の作品に通底している僻み憧れ、諦めと開き直りのようなものを強く感じます。

まっすぐ伸びていきたい気持ちはあるものの、どうしても、躓いてしまう……。

おそらくは、意地を張っているようなものかもしれません……。

あるいは、コンプレックスなのかも……。

それは、私自身、若い頃を振り返ってみて、ほんの少し、いやもう少し多めかもしれませんが、そうだったんだろうな、と思うことでもあります。

今も、大好きなアルバムです。