不意な出会いは、雨上がりの青空のように、心が弾みます。

昨日は、そんな1日の最後でした。

 

いつぐらいからですかね。

商業出版と自費出版との隔たりや大手メジャーレーベル盤と自主制作盤との間に横たわる溝の深度を気にしなくなったのは……。

 

ハードルを下げれば、裾野を限りなく広げられる効果は見込められるものの、ある一定の水準を維持し続けることは難しくなってきます。

仕事も同じ。

売り上げを上げようと、いくら人を増やしても、知識や技術が備わっていなければ、想定に近い利益には到底辿り着けないと思います。

でも、あまりにも商業的な考えで、売れるときに売れるだけ売る! という考え方だと、やっぱりどこかにほつれのようなものが出てくるのではないですかね。

 

丁寧に育てていく大切さのようなものを、久し振りに取り出したCDに耳を傾けながら、ふとそんなことを思いました。

発売元は、幾多の変遷を経たワーナー・ミュージック・ジャパン。

国内有数のメジャー・レーベルです。

最初に聴いたのは、【あなたのキスを数えましょう】でした。

キスを数えられても……とそんな思いと、似合わないハイヒールに無理やり足を乗せている……そんな感じを持ったものです。

でも、当時、世界を席巻していたBOYZ 2 MEN のメンバーたちと作り上げたアルバムを聴いて、少しずつ大きな花を咲かせていける土壌を提供され、明るい見通しを感じたものです。

ご自身の努力は言うまでもないことでしょうが、聴いている素人の私にはそんなふうに勝手に思えたものでした。

 

彼女が歌う、【 I Don't Want To Think About It 】を聴いていて、ふとそんなことを思いました。

 

若い頃は、やりたいことを見つけたつもりでいただけで、実際には見つけられなかったように思います。

目の前の滝を上ることで精一杯。

年齢が上がっていくにつれ、知識と経験が新たな扉を開ける手助けをしてくれるような気がします。

今では、向こう岸がようやく見えてきたように思います。

あとは、風に合わせてセイルを広げていけばいいだけです。

その都度、風の強さと波の高さには注意して……。

できるだけ、チンしないように……。

ま、年をとった証拠ですかね。

ホホホ……。