いつまでも、変わらない思いというものがあります。

鋭敏さと繊細さを兼ね備えた好奇心に満ちていた10代の終わりあたり……。

今振り返ってみても、くすぐったさをぬぐい切れないほどの切なさすら覚えます。

 

『メンズクラブ』を開いては、エグゼクティヴな世界観を想像してみたり……。

また、『スイングジャーナル』のページをめくるたびに、洗練された猥雑さのような空気感に憧れてみたり……。

 

そんな頃、ブラウン管から流れてきたひとつのCMに釘付けになったものです。

――

大切な人へと大切な贈り物。

万が一、破損しても、アメックスは保証します的なナレーション。

父親が娘へのプレゼントを手渡すシーン。

アメックスのゴールドカード。

バックには、ジェーン・バーキンのレースのカーテンが風にそよぐような歌声。

今でも大好きな曲です。

 

その時に、大人になったら、絶対にアメックスのゴールドカードを手に入れたい、と強く思ったものです。

 

プラチナへの変更の案内が何度もくる中で、どうしても、このカードは手放せません。

 

見栄とプライド。

同列で使われることが多々ありますが、意味合いはまったく違います。

でも、ゴールドにしがみついている自分……。

少なくとも、プライドを持って生きていきたいと思います。

プライドは、確かな自信の裏付けがあってのこと。

その自信は、努力と納得を積み重ねた厚みに応じて生まれる気がします。