――Oh my baby 横浜の姐や
心からお前が好きだよ Lady――

 

――消えるまぎわ キャンドルが明るく燃える
弱い人ね でも逢うのは今夜が最後――

 

――時々二人は 感じ方のちがいで

夕べのように 沈んでしまうけれど

愛してる気持は いつも変わらない――

 

――どれくらい ふたりで働いたら
幸せが買えるだろう
抱かれるたびに諦めたようにつぶやく お前が愛おしい――

 

その時々の季節を彩ってくれたような歌詞は、挙げればきりがありません……。

ある時は、前向きに励ましてくれたり、優しく心に寄り添ってくれたり……。

またある時は、反省を促してくれたり、自分自身を納得させてくれたり……、と。

 

時には、メロディーが優先だったりすることも。

その感覚の流れは、洋楽の泉へと続いていきます。

 

でも、片言の英語しかわからないまでも、メロディーから察する独自の世界観の脳内に広げては、楽しんでいたものです。

高校生の頃、無条件に心を躍らせてくれた曲。

レコードをターンテーブルに載せ、ライナーノーツを広げつつ、スピーカーから流れて来る歌声に耳を傾けつつ、目で歌詞を追う、そんなことを何度もしたものです。

そして、覚えた聴いた感じが中心の歌詞……。

――ハッサン・ビーラ・オン・ザ・ブラットップ

シー・キープス・トーキン・シビー・ウォーキン・ザ・ラースブロッ

シキャン・テイキュア・サブウェイ・バットゥ・ザ・ゲロロナーイ

ウェライ・ガッサン・ビーアンザ・ハーイウェーズリー

アンダーガッ・ユーアン・ベビユー・ガッミー

ヘイ・ヘヘイ・ワッチュセイ・シェーリン・ダーリン――

 

今でも、何かの折には鼻歌で口ずさみます。

やっぱり、多感な時期の記憶は、いつまでも消えないものなのか、と感心するくらいです。

本当の歌詞は、こんな感じです。

――

hot sun beatin' on the black top
She keeps talkin', she'll be walkin' that last block
She can take a subway back to the ghetto tonight

Well, I got some beer and the highway's free
And I got you, and baby you've got me
Hey, hey, hey what you say, Sherry darlin'?

 

新たな出会いや新たに目に触れるモノは、いつだって鮮やかな刺激を与えてくれます。

そしてまた、意識の波間に沈んでいる記憶の断片は、その時々の体温をしめやかに蘇らせてくれます。

そんな繰り返しをしあわせに思う今日この頃です。