今朝は、陽射しはあるものの、冷え込みはきつめ……。

道路脇に溜まっている雪の小さな山でも、少し踏みつけたくらいではビクともしません。

 

ある意味、人の表情に似ているような気もします。

大丈夫かな、と思いつつ、少しほっとしていると、実はそうでなかったり、と……。

 

ま、ね。

どんな関係性についても、ほどほどの距離感というものがあります。

いくら美味しいからといって、高カロリーのモノばかり摂取していると、生活に支障をきたしたり……。

これくらいのお仕置きなら大丈夫だろう、と思っていると、警察に厄介になったり、と……。

 

6年ほど前、書道の先生にお願いして、色紙に書いて頂きました。

好きな歌をふたつ。

 

奥山に もみぢ踏み分け 鳴く鹿の

声聴くときぞ 秋は悲しき

 

由良のとを 渡る舟人 かぢを絶え

行方も知らぬ 恋の道かな

 

ビリー・ホリデイが歌う『恋は愚かというけれど』を聴いていて、ふとそんなことを思い出しました。

亡くなる1年前に録音されたとのこと。

歌うことへの執着のようなものを感じさせつつも、深い情念とひたむきな姿勢からは、歌詞の意味が分からずとも、彼女の世界へと引きずり込まれてしまいます。

アート・ファーマーのヴァージョンは、反対に、滋味深く、安らぎに満ちています。

お寺の裏庭に面した縁側で、鹿威しの音に耳を傾けながら、静かにお茶をすするような……。

 

すべての結果には必ず原因があり、原因なしに起きる結果は万に一つもない、という教え。

大人になってからだと思います。

そんな考えが身に着いたのは……。

実際、そんな事象を目の当たりにするにつれ、畏怖の念に打たれます。

 

『足るを知る』という考えに辿り着きたいという思いと、『もっと、もっと』と欲張る思い。

でも、『出来る範囲』というブレーキが、いい塩梅にバランスを取ってくれているのでしょう。

 

ま、でも、健康寿命のうちに、アルトサックスの腕前を上げたいものです。

ホホホ……。