今日から12月。

12月らしい空の色が頭上には拡がっています。

儚げな薄い青色。

どうとでもなる色です。

 

ま、人生もそんな感じなのかも……。

 

何がきっかけでどんなことが起こるのか……。

 

化学反応は誰にでも起きうること。

ただ、タイミングはいつだって気まぐれです。

自分が思い立ったとき、風と同じで動き出します。

 

アルトサックスが楽しくなってきた矢先、肺気腫が見つかるという歯痒さはあるものの、逆にこれまで親しんできた煙草とはお別れ。

ま、ひとつ手に入れると、ひとつ手放さないといけないのでしょう。

器は同じですからね。

 

 

昨日は、レストランカフェ彩さんでの発表会的ライブでした。

何度か参加させて頂いているセッションとは違い、ライブの側面を持つものです。

これまでにない緊張が容赦なく襲ってきます。

演者はすべて金谷教室の生徒さん。

サポートして下さるのは、現役のプロのミュージシャンの方たち。

ま、緊張しないほうがおかしいくらいのシチュエーションです。

皆さんは素晴らしい演奏をみせて下さいましたが、当の私は撃沈甚だしいものでした。

高角砲の威力を発揮できずと悔しい思いで武蔵とともに沈んだ橋本さんと同じような思いです。

練習していたことの半分も発揮できない未熟さに、はなはだ歯がゆさばかりが口元に滲みます。

 

ただ、先生が、上手くやろうとせず、失敗を恐れず、今の自分を出し切ることが大事です。素直に、謙虚に、懸命に演奏することを大切に、と事前にアナウンスしてくれました。

それが、ただただ救いのように思います。

時期尚早とは思いつつも、こんな素晴らしい機会を頂けたことには感謝しかありません。

また、金谷先生の師匠である荒崎さんとも、いくつも会話を重ねることができたのもうれしい限りです。

普通の音が鳴っていると褒めて頂けたのも、これからの自信に繋がるというものです。

 

サポートして下さったプロの方々や音響や写真と今回携わって下さった方々、そして何より、思いの熱い先生とステージを用意して下さったお店の方々に感謝申し上げます。

 

I was born to love you...

ま、そういうことなんだろうな、とつくづく思います。