朝の冷え込みがきつかったものの、今では陽射しが降り注いでいます。
ジャズ・スタンダードの『降っても晴れても』、そんな感じですかね。
昨日は、宮津市の音楽祭でした。
『遠くへ行きたい』の間奏をアルトサックスで演奏させていただくことになり、なんとかミスなく終えました。
ただ、自分が吹きたいようにはなかなかです。
緊張が楽器のコントロールを遮ります。
抑揚をつける吹き方を練習してはいたものの、発揮できず……。
高角砲を備えるも、十分に発揮出来ずに沈んだ武蔵そのものです。
悔しさが、滲むように残ります。
要するに、まだまだ、ということなのですが……。
ただ、間奏を吹き終えると、観客席からの思わぬ拍手が心を潤してくれました。
こんな素晴らしい機会を下さった金谷さんには感謝しきれません。
ご一緒させて頂いた合唱の方々に対しても同じ思いです。
今回またひとつ経験値を積み上げることができました。
金谷さんも、金谷さんの師匠の荒崎さんも同じことを仰います。
上達したいのなら辞めないこと……。
先日、調と指使い、両方覚えやすいスケール練習を見つけました。
いずれ何も見ないで吹けるようになりますよ、と大西さん。
少し先の景色が見えてきたようで、楽しみが湧き水のように溢れてきます。
ま、11月30日の発表会、少しでも満足できるように、とまた今日からフレーズ作りと練習に励もうと思います。
つくづく、ついている自分に驚くばかり……。
矢沢永吉の『ゴールドラッシュ』のアルバムを思い浮かべます。
『ゴールドラッシュ』を夢見ていた『ボーイ』。
『ガラスの街』では、いつも『さめた肌』が『今日の雨』に打たれていたっけ……。
『時間よ止まれ』と唱えていた『昨日を忘れて』、『ラッキー・マン』は、『鎖を引きちぎれ』とばかりに『長い旅』へと足を踏み出していく……。


