そろそろバイクあたり、ちょっといいかもしれません。
ま、朝方、早朝に限りますけどね……。
リターンライダー、しかも、今ではモンキー125ccです。
ま、流すところは、当然限られてきます。
限られた中で楽しむ……。
ま、それが自由ということなのでしょう。
時折、似たような言葉ではあるものの、意味の取り違いをして発言している人に遭遇します。
大胆、無鉄砲。
意見、文句。
自由、身勝手。
意義、思い込み……。
ま、枚挙にいとまはありませんが……。
もうずいぶん前のこと。
高校生くらいだったように記憶しています。
その頃、大学入試に小論文というものがあって、それがきっかけになり、小説を書いてみたい、という欲求に駆られたものでした。
結果、40年ほど経って、作品としてカタチにしましたが……。
確か、海外ラジオドラマ秀作シリーズとして放送されていたと思います。
ハンス・ボギルド作、『はみだし者』。
この作品は、後悔と懺悔、そして、それに伴う罪悪感と肯定感を見事に描き出しています。
心の葛藤を逃避というトランキライザーで落ち着かせているような……。
クリスマス・イブ。
バス停に向かう道すがら、主人公であるスキップはある男に出会います。
逃げることをやめたら、気持ちがすーっと明るくなった、と。
バーテンダーをしていたポール。
嫌気がさして、今夜、この町を出よう、と……。
よくないことは世間のせいにして、強がってみせての空威張り……。
何かから逃げる、ということは大人である証拠……。
スキップが、あてもなく家を出てきたデルに話します。
派手さはないものの、人間の心模様を巧みに映し出しています。
BGMには、エスヴィスの『I'll be home for Christmas』。
長距離バスの『ナショナル』や『グレイハウンド』を知ったのもこのラジオドラマです。
逃げる、という言葉の響きは、あまりよくないものの、韓信の股くぐり、のような考え方は、ある意味、後へと続く大事な戦略のひとつです。
前向きな意見は取り入れ、大胆に……。
そして、意義を見出しつつ、自由に生きていきたいものです。
若い頃の自分を見ているようで、ついつい笑みがこぼれます。
佐野元春作曲、松本隆作詞の『今夜はソフィストケート』。
あの頃とは違う意味合いですが、今でも大好きな曲のひとつです。


