先日、メーカーさんが来社。

どこも同じようなことを言っておられます。

売り上げは何とかなったが、出荷ベースでは昨対を下回っている、と……。

 

でも、これは今の話だけでは済まないことですね。

出生率の低下は、あらゆる産業に影響を及ぼします。

 

人手不足に需要の低下。

社会としての構造自体に不均衡をきたしつつある現在。

そこに助長が加わります。

理想と現実の隔たりは、マリアナ海溝級の深さへと……。

 

今では事務所との直接契約、銀行振り込みにてCDを購入するようです。

振込後、すぐに丁寧な連絡がメールに入ってきました。

米澤美玖、先行予約とのこと。

彼女の演奏は、昨年舞鶴の赤レンガで初めて聴きました。

それからのファンです。

また、来て頂きたいですね。

 

バブル後期、社会へと足を踏み出した頃は、10年ひと昔という言葉がまだ現役で使われていたように思います。

今では、もう死語ですかね。

 

目まぐるしく変化していく社会に、オロオロするばかり……。

 

でも変わらないものもあります。

私は、ずっと思っていること。

今では、座右の銘的なモノになっています。

それは、水は必ず上から下へと流れるもの。

あと、人ってそういうもの。

ま、このふたつですね。

そんなことを踏まえつつ、ことに当たれば、大概の場合腑に落ちます。

 

あと、思うようにならない場面に遭遇すると、決まって頭を巡るのは『草枕』の冒頭の一節。

智に働けば角が立つ

情に棹せば流される

意地を通せば窮屈だ

兎角にこの世は住みにくい

 

その一節を、ある種呪文のようにつぶやくだけで、目の前に青空が広っていきます。

 

ま、そんなことを思いつつ、午後からはレンタルスタジオにてアルトサックスの練習です。

今は、師匠の期待値を少しずつ上げていけるようになりたいと思っています。

ずいぶん先の話かもしれませんが、いつかは『お、やるね~』なんて言葉が出てくることを願いつつ……。

 

そう思うと、ある意味ピノキオですね。

When you wish upon a star...