昨日は、午前に家内と用事を済ませ、午後からはCDをパソコンに入れる作業をしていました。
少し暖かくなると、やっぱり身体は自然に動き出します。
ま、地球上の生き物すべてに通じることですかね。
80年代後半から90年代にかけてのカントリーやロック、ブルース等。
チェリー・ライトにカーリーン・カーターやメアリー・チェイピン・カーペンター、それに、アルバート・コリンズやボニー・レイット、また、カーティス・メイフィールド等。
でも、今、ほとんど聴いていないことに愕然としました。
クローディア・チャーチは、確かアルバムはこの1枚だけだったような……。
ま、似たような音楽を聴いてはいるものの、多くが埋もれているのも実際のところです。
ボニー・レイットは、やっぱり80年代の終わりから90年代の前半にかけてがいちばんのお気に入りです。
大人の女性の艶のようなものが滲み出ています。
同じことは、90年代のナンシー・グリフィスにも感じます。
特にステージあたりでのパフォーマンスに。
若い頃は、いろんな音楽に興味がありました。
音楽だけではなく、興味を持つ対象の範囲が無限だったように思います。
でも、年を追うごとに、アンテナの拾うが範囲が狭くなってきたのも事実。
より鋭角的にシフトしているような気がします。
例えば、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』という曲。
アルバム『The Jazz Lady』に収録されているモノ。
ボーカルにヴァイオリン、それにテナー。
今回だけのオールドファッション的な味付けをしつつも、強さとしなやかさを備えたフレージング。
それに、時折重なる何気なくもキラキラしたピアノ。
ベースは安定していてしっかりと。
ドラムはフロントが変わるたび、それぞれを際立たせる感じに。
また、吹き方やフレーズでは、アルバム『Girl Talk』で、トリオで魅せる『イット・クッド・ハプン・トゥ・ユー』でのアルト。
スポーツカーで軽快に飛ばしている感じ。
真似したくなるほどの粋な空気感です。
おそらく、このメンバーで演奏するということでのチョイスと演奏なのでしょう。
今は、この2曲がお気に入り。
レッスンとは別に、秘かに少しずつ、ヴァイオリンやテナーのフレージングを真似ています。
ま、かなりデフォルメしないと私には無理ですが……。
『Road Tested』、ま、そんな感じです。
いろんな角度で同じ曲にアプローチしていくことで、いつかは自分のモノになるような気がします。
今日も、事務所で、ボニー・レイットのライブアルバム『Road Tested』を流しています。
たまりませんね。



