不意に予感のようなものが頭をもたげる時があります。

大抵は、自分自身が敷いてきたレールの上にかぶさるものです。

それらは、因果応報的な意味合いを多分に含んでいるような気がします。

様々な欲求に突き動かされ、目標に向かってレールを少しずつ敷いていく……。

 

高校生の時に出会った『メンズクラブ』を手に、興味が放射状に拡がりを見せていきました。

アイビー・ルックやブリティッシュ・トラディション、アメリカン・トラディション。

プレッピー・スタイルにフレンチ・アイビー。

ジャック・レモンやフレッド・アステア。

ハンフリー・ボガートやイングリッド・バーグマン。

モノクロ映画からはズート・スーツ的なモノを目にしては、カッコいいなぁ、と思ってみたり。

それらは、スタイルであり、心意気のようなもの。

 

誰も同じ。

自分で切符を買い、自分で米を買うようになるにつれ、自分に見合う、もしくは憧れる武具を身に着けては戦います。

負ける戦がほとんど。

でも、そうして経験を積み、反省と改善を重ね、処世術を学んできたのも確かなこと。

初めのうちは、何かを指針としていたはずなのに、いつの間にかそれは自信となって、自身の地軸へと変わっていきます。

 

『今度、あの商品の注文が入る気がするから準備しておこう』、とか。

『この交差点は、急な飛び出しに出くわす確率が高いので気をつけよう』、とか。

『ブラックフライデーの期間に入るから、安くなってから買おう』、とか。

 

成果を得るには犠牲はつきもの。

ただ、犠牲は限りなく最小限で。

私のオーバーロード作戦、照準は定まってはいるものの、集中力が乏しくなってきているのも事実。

ま、気長に向き合うことが大切な気がします。

仕事も会社も趣味のアルトサックスも。

予感を感じ取れるだけマシなのかもしれません。