春ですね~。

新しいことにチャレンジしたくなります。

 

ま、でも、今回は引っ越し作業に追われ、また、イベント参加の準備と忙しない風が焦燥感を煽ります。

 

ジャズイベントに併せて、今回はMALTAによる特別音楽教室が開催されます。

4月29日です。

もうすぐそこ……。

譜面を渡され、どのあたりなのかはある程度わかるものの、指がすんなりと動いてくれません。

あと、8分休符の嵐です。

曲目は、『ハイ・プレッシャー』。

私にとっても、とてつもないプレッシャーです。

今回のジャズイベントの主催者でもあるジャズピアニストの門を叩いての特別レッスン。

ま、気持ちだけは前向きに……。

 

『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』だって、曲として吹けるようになったのは半年くらいかかった気がします。

初めてのジャズセッションでは、焦りからくる切迫感に音も詰まり気味に……。

今では、少しはゆとりが出てきました。

 

 

こちら側の思いと受け取る側の思いの小さなギャップ……。

そんなことをふと思い浮かべます。

 

ま、人との間には、想定のできない川が横たわっています。

流れの速さや透明度に深度……。

 

町内会や会社、はたまた恋愛と……。

 

ずっと思っているのですが……。

人との関係性というのは、その人を包む円のようなものが、近づいたり離れたりしているのではないですかね。

重力が作用すれば上下に……。

推進力が作用すれば前後に……。

その中で、その時々の気持ちがゆらゆらと左右に動くのかもしれません。

 

近づいたかな、と思えばまた離れていく……。

そんなことの繰り返し……。

 

恋愛なんて、まさにそんな気がします。

お互いが持つ円周のわずかな直線の部分が、合う合わない的に作用するのではないですかね。

円が交われば接点はふたつ。

出会いと別れ、みたいに……。

 

相手を思いやる気持ち……。

わかっていても同じ轍を踏んでしまう切なさ。

 

由良のとを 渡る舟人 かぢをたえ

ゆくへも知らぬ 恋の道かな

 

好きな歌のひとつです。

 

どんなことも気持ちがあってこそ。

どんなことも行為や所作だけでは、いつまでたっても満足しないもの。

 

今は、アルトサックスですかね。

『アイル・クローズ・マイ・アイズ』をこの2月から練習しています。

ようやくソロの部分も1コーラス、なんとか掴めたような……。

でも、今日からは、メインは『ハイ・プレッシャー』です。

ブルー・ミッチェルのように、気持ち高らかに音楽を奏でたいものです。

いつですかね、そんな日が来るのは……。