頭上には青空が広がっています。
この陽射しで、残っている雪もかなり融けていくでしょう。
そういう自然の摂理のようなことは、絶え間なく続いています。
立場や見方の違いが靄となって視界を危うくしているのも確か……。
そういうことは、口が裂けても人前では言えないこと。
世の中には多く潜んでいる気がします。
弱気を助け、強きをくじく……。
渓流の澄んだ水も、池や湖に辿り着けば、同じように淀み、濁りを増してきます。
あとは、自分がどれくらいしっかりと立つことを意識するか、ですかね。
わかってはいるものの、なかなか難しい問題です。
紛争や戦争も根は同じな気がします。
自分が思っているようには必ずしも相手は取らない、ということ。
そんなつもりではないのに、と後悔してしまうこともしばしば……。
誰の目から見ても公平な信号機が、どんな交差点にも配置されれば憂いは少しは減る気がします。
国連だったり、赤十字だったり、警察や政治。
私たちの身近なコミュニティでさえ、大小さまざまな忖度で支えられているのも事実です。
今日は、音楽教室のレッスンがあります。
方向性が固まってきました。
ピアノの先生に合わせ、2-5-1の練習を礎に、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』を納得がいくまでブラッシュアップさせていこうと思います。
年を追いつつも、まだまだいくつもの交差点を通り過ぎていかなければなりません。
気の合う仲間が見つかるか、がポイントになってきます。
相手を出し抜こうとせず、互いにリスペクトしあう間柄。
そんな気の置けない仲間たちのクールな演奏。
ブルーノートの粋なお膳立てです。

