昨日、レンタルスタジオにて、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』の練習をしました。
ま、発表会が来月に迫っているので……。
譜面通りではなく、私の『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』です。
それは、先生の要請のようなものですが……。
ジャズを演奏するのなら、譜面に縛られることなく、自分なりの演奏を心掛けて下さい、と。
その帰り、何気に立ち寄ったABCマート。
そこで、1足の靴に思わず目が止まりました。
ま、先日、靴の整理をしたばかりなのに、店員さんにサイズを告げ、試着。
レインシューズ的なモノです。
トップサイダー・ライク・L.L.ビーン的な……。
L.L.ビーンのブーツは、ソールが硬くて滑りやすいし、なんといっても重いですね。
それに引き換え、トップサイダーのモノは、ソールは長靴並みのグリップ力を発揮、それに本家に比べてかなり軽いです。
トップサイダーと言えば、若い頃からやっぱりデッキシューズですね。
ネイビーのデッキモカシンは永遠のアイテム。
そんなことを言いつつも、昨年の夏も履いていない始末。
ふと脳裏を過るのは、バブル後期、20代前半の頃のこと。
カーハートのフィールドジャケットが私の周りにまで浸透し、スーツの上に着る人も出てきたほど。
黒のリーボックがビジネスマンの間でもてはやされたのもそんな時期でした。
経年によって、男女ともに体型は変わっていくもの。
これは骨格の変化によるものです。
いくら体重を維持していると言えど、体型までは微妙なところ……。
ま、それは誰でもご存じのはず、周知の事実です。
そうは言っても、何もしないわけにはいきません。
そこには昔取った杵柄がしっかりと根付いているからです。
私も、20代の頃に比べ、靴のサイズは1サイズ大きいものになりました。
それと、最近はデザインよりも履き心地がもっぱらの優先事項です。
今の私には、スニーカーやジョギングシューズはアシックスが合います。
デザイン的にはアディダスやナイキが好きですが、やっぱり日本のメーカーの靴が履いた時にしっくりきます。
人も同じですね。
些細な妥協を重ねていかないと合わせられない人とは、次第に疎遠になっていくもの。
また、好きなことを進めていけば、その方面での仲間が増えていき、自然に濃度は高くなっていきます。
ま、今の私はアルトサックスです。
どんなことでも『合う』『合わない』はつきものです。
でも、生きる上で、それがいちばん難しくさせるのも事実ですし、敷居を上げる要因になっているのも確かです。
ま、川の流れにまかせるのがラクなのかもしれませんが、なかなかですね。
そんなことを思わせる『コインランドリー・ブルース』、今でもよく聴く曲です。