今朝のうちのメダカたち。

暑い日が続くというのに、元気で生きてくれています。

 

 

義を貫く……。

愛を貫く……。

 

映画や小説の中でもよく出てきますが、本当のところは微妙なものです。

 

判断基準は、その時々の立場や状況によって変わってくるのは至極当然のこと。

また、視野を大きく広げていけば、自ずと下す判断は変わるものです。

 

 

美談や綺麗ごとは、結局のところ、道徳の中にのみ存在するような気がします。

人を諭す時には必要不可欠な道理ではあるものの、現実的には見出すことは至難の業です。

 

真意は定かではない不慮の溺死や自殺ほう助。

殺意は、煙となって誰の手も届かない深い谷底へ……。

 

 

高校の頃、雨の日の自転車通学の折。

傘さし運転をしつつ、校門の前あたりではサドルの下に畳んで忍ばせる……。

 

ある時、そのまま通過してしまうと、先生に注意され、文句を言えば、放課後職員室へと呼び出される始末。

 

 

思えば、あの頃から社会という荒波の中をどう搔い潜って生きていくか、そんなことを教えられていたのかもしれません。

 

 

清らかなものへの憧憬は、すべての人の心の奥底に静かに横たわっているように思います。

 

私利私欲を恥じる関羽や黄忠、張遼。

義を貫くことで、苛烈な戦場での心の均衡を保っていたのかもしれません。

 

三国志や戦国時代。

興味を持ったのは社会人になってからです。

 

初めの頃、主人公を煌びやかに演出する山岡荘八あたりが好きでしたが、深みへと足を踏み入れていくうちに、遠藤周作あたりに興味を持ったものです。

『反逆』を読んだのが25、6の頃ですかね。

歴史小説からは、いろいろと勉強させて頂いたものです。