このところ強く思うのが、あらゆるところで権利が先頭を切って闊歩しているということ。

あくまでも大人社会の中であるにもかかわらず……。

 

いつからなのかわかりません。

 

うちの若いヤツを見ていてそんなことを思います。

 

 

権利は、義務を背負って初めて得るもの。

そうでなければ、単にわがままなだけ。

自由は、規則があってこそのもの。

多くの場合、身勝手と勘違いをしているという事実。

 

 

子供の頃や思春期には、外に向けての鋭い矢を目につくすべての方向に放ってしまいがち。

それは、ある意味憧憬がフラストレーションに拍車をかける場合が多いように思います。

うねりは渦となり、周りを巻き込んではその瞬間の感情を呑み込んでいきます。

私もいくらかはそんな感じでしたけどね。

 

無鉄砲と大胆。

見栄とプライド。

 

大人になにつれ、勘違いはしなくなるものです。

意思とは無関係に、手に入れた経験と知識をもとに、意識は理知的な思考を選択していきます。

川を下る石と同じ。

蛇行する川を流されることで、次第に角が取れ、磨かれて、河口に辿り着く頃には綺麗な砂になっていきます。

 

 

立場が上がるにつれ、知らず知らずのうちに横柄な態度を取るものです。

日々の買い物をするスーパーでさえ、思わず閉口する光景を目にすることがあります。

 

感情をぶつけると、必ず同じ質量のエネルギーは返ってきます。

そうなら、自分にとって価値のある熱量に変えて放ちたいものですね。

今、取り組んでいることを少しでも前に進めていくために……。

 

 

私は作曲者であるピーター・アレンの歌唱が好きですが、ヒットさせたのはリタ・クーリッジですね。

メリッサ・マンチェスターも悪くはないですが……。

Don't cry out loud...