今日は、雨が降りしきっています。
今夜から雪へと変わる予報です。
そうなると思い出すのは、山下達郎の歌ですね。
忙しない12月。
心を亡くす、とは実に言い得て妙な漢字です。
なかなか自分では気づかないもの。
かと言って、人に諭されれば少しの反発も……。
実力が伴っていればこそ、ふとした瞬間に驕りは顔を覗かせるもの。
相手のことを考えながらも、その実自分のことを考えていたり……。
どんな時も自分の尺度で測らない寛容さを持ちたいものです。
そう反省しつつ、年の瀬を迎えながら、毎年同じようなことを繰り返しているようで苦笑いです。
間違いなく言えるのは、多くの人に助けられている、ということ。
そんな自分はツイテいるな、と感謝の気持ちでいっぱいです。
胸を開いてまっすぐに。
様々な表情を湛えた風景は、いつでも眼前に広がっているもの。
嬉しい時、悲しい時。
辛かったり、悦んだり。
そう思えることがかけがえのないこと、とそんなふうに思えるようになったのは歳のせいですかね。
押尾コータローの『パノラマ』。
タイトルに偽りなく様々な雰囲気の音楽が詰まったアルバムです。
1曲目の『Deperture』に連れられて、どんどん先へと進みます。
爽やかな高揚感は、いつしかしっとりとした安堵へと変わっていくような……。
上手いですね。
聴かせてくれます。
今年もありがとうございました。

