新型コロナウィルスの新規感染者数が激減の中、目立つのはカスタマー・ハラスメント。

鬱々した気持ちが傲りに拍車をかけるのでしょう。

やや被害妄想的な感情は、どうしたってマイナスの波状攻撃を仕掛けていきます。

 

ワシは不動産会社の社長や!

なんだ、その態度は!

ホテルマンのクセしやがって!

 

ホホホ、自分の会社の従業員ではないのに、その言い方もおかしなモノです。

 

誰かに何かを指摘される場合、必ずと言って自分にも落ち度があるもの。

自ら省みる瞬間を投げ捨て、相手を罵るとはまさに傲慢そのものです。

相手を貶めて優越感をいくら持ったところで、人間性においては相手に負けていることにすら気づかないのでしょう。

 

どんな時でも、不公平の恩恵を享受できる立ち位置にいるか、いないか、で変わるもの。

それは、川の流れのようなもので、自分でコントロールすることさえできません。

その時々の状況に身を任せるだけです。

 

どうしようもできないことに目くじらを立てるよりも、流れに沿って静かに従うほうが心は安らぐものです。

 

今回は、いいほうに入らなかったな、くらいに思えば気楽なものです。

 

 

20代前半の頃、エグゼクティブという言葉に強く惹かれたものです。

でも、本当は、生まれついてのアンダー・ザ・バッド・サインかもしれません。

今では当時思いもしかった業種の仕事に就き、不公平の波をなんとか乗り切っている始末。

どちらかと言えば、崖の中腹で、風に煽られては今にも落ちそうに咲いている草か花のようなもの。

少しでも暖かい風に揺られたいものです。

 

 

通勤途中の信号待ちでの一コマ。

前方の車の給油口の蓋が全開に!

そんな楽しい一日のはじまりです。

 

 

最低な現実……スラングでLOWDOWNとのこと。

なるほど、そんなことを言われたら、ちょっとイヤかもしれません。

ボズ・スキャッグスの『LOWDOWN』をふと思い出しました。

曲調からは、そんなふうには感じられませんが、歌詞がわかれば景色も変わります。

中学生の頃、お年玉で買った『ヒッツ!』。

これを聞いてから、高校生になって過去のアルバムへと一枚一枚と遡っていったのを覚えています。