新型コロナウィルスが世界的に流行していく中で、格差をも助長してきたように思います。

それは、表層的なものだけではなく、内面深くにまで及ぶくらいのもの。

 

 

――人は『発言する』ことのみならず、『発言しない』ということにも責任を持たなければならない――

 

キング牧師の言葉です。

 

 

有事の際も平時と変わらない公務員のボーナス支給。

昨年は、感染者を受け入れるがため、運営に歪みが生じ、病院で働く人に対してはボーナスカット。

 

ある役場で行われていた、新型コロナ関連での生活保護の申請を受け付けないという水際対策。

セーフティーネットの効力さえ発揮していない現状に、啞然とするほかないのかもしれません。

 

公務員は、国民全体への奉仕者であって、一部への奉仕者ではないとされています。

赤木さんは、『私の雇い主は日本国民民。国民のために仕事ができる国家公務員に誇りを持っています』、と言われていたそうです。

 

上とか下ではなく、職業には同一の尊厳があるはず。

 

日本という国の骨格が、知らず知らずのうちにいびつになってしまったのでしょうかね。

至る所の臓器は、病に侵され、今では正常に働くことさえできないくらいに。

 

 

収まりの悪い不均衡感は、じめじめとした梅雨の長雨のように気持ちを塞ぎます。

 

以前、紹介した映画です。

いいですね。