今朝、メダカにエサをやろうとした時に、樹脂の鉢の周りにカマキリの赤ちゃんを見つけました。

春に生まれて、冬を越すことのない昆虫。

儚いと思えるのは、時間軸の目盛りの違い。

 

感覚とは不思議なもので、辛いことでも懐かしく思えたり……。

ちょっとつまづいた時でも、次に備えて頑張ろう! なんて思えたり……。

 

厄年は、飛躍の年。

過去を振り返れば、そんなふうに前を向いていたように思います。

サプライズはやぶさかではないものの、未来の自分には安心してほしいものです。

その時々の岐路での選択を、目を細めて回想するような……。

 

成長過程において、捕食には気を付けてほしいもの。

そして、ハリガネムシに寄生されないように、次へと命を繋いでほしいものです。

 

それとて運の仕業であり、縁が導く標ですけどね。

 

 

――富士の高嶺に降る雪も
   京都先斗町(ぽんとちょう)に降る雪も
   雪に変わりはないじゃなし
   とけて流れりゃ皆同じ――

 

切なさの裏側に、ほんの少しだけしたたかさのようなものを感じます。

そんなふうに少し冷めた目で見てしまうのは年の功ですかね。

カラオケで気持ちよく歌ったりしたものです。