路上飲みが報道されはじめた頃のこと。

街へ繰り出す若い世代や出張の多いビジネスマンにも――高齢者と同じように――優先的にワクチン接種をしないと感染の被害を抑えることはできないんじゃないの?

そんなことを、玄関先で喫煙タイムに話していました。

 

ようやく始動のようですね。

 

秩序を保つ上での歳上を敬うのは孔子の教え。

でも、思考が複雑に交錯する現代においては、それだけでひとつにくくるのは困難なこと。

 

少し小高い丘に駆け上り、息を深く吸い込み、冷静に俯瞰してみれば見えてくるものもあるはず。

 

これは、どんなことにも通底すること。

 

このところ、新型コロナウィルス感染症対策分科会長の苦い表情が、どうにも真正面から公害に立ち向かった田中正造の姿勢に重なって映ります。

 

それぞれの立場の正義を篩にかけなければならない政府の心情も楽観的ではないはずです。

 

どこに問題があって、どこに対して対処しなければならないか。

会社や家庭といったコミュニティでも、同じような質量のシチュエーションはあるもの。

 

どちらにしても、判断を下す立場にある者は、それ相応の覚悟と責任を背負わなければなりません。

それがいちばんの…………ですがね。

 

こんな小さな私でも、たまにしんどい思いに駆られます。

 

今日は、かなり強く雨が降っています。

今日は、午後から動物病院へ。

先生の驚く顔を思い浮かべながら。

 

自分の思い通りになる世界は、いつだって虎之助の中に。

10年後のカフェ・ハーフノートを目標に、これからも音楽に親しんでいきたく思います。