なんとも興味深い記事や報道に、先行きの不透明感というよりも怪しい雲行きさえ感じさせます。

 

既成事実をでっちあげて正当性をふりかざした盧溝橋事件。

戦争へと突入していった日中戦争。

そして、陸軍主導による太平洋戦争へと突き進みます。

 

アメリカの強大さを熟知していた海軍司令長官。

ハワイをせん滅し、講和に持ち込む目論見は、作戦を指揮した司令官によって見事に打ち砕かれることになります。

 

一丸となって事に当たる難しさは、今も昔も変わらないまま。

 

そこには人との相性がカギとなるのでしょう。

発言する人によって、受け取る側の気持ちは変わるもの。

 

生い立ちや環境、価値観の相違によって、物事に対しての意識はずいぶんと変わります。

正解がひとつとは限らない大きな所以ではないですかね。

 

振り返れば軌跡としてのレールは見えるものの、前を向けば分岐器の先にはいくつものレールが地面を埋め尽くしています。

運と縁を巻き込みながら、人生という名の列車を可能な限り眩い陽射しのもとを走らせたいものです。

 

たまには車窓から視線を砂浜に転じては、貝殻が放つ光の粒に癒されながら……。

 

 

五大洋行、呉田軽穂、HOLLAND ROSE……。

そこには、ある種の憧憬と含羞の念を見て取れる気がします。

斯く言う私も、19歳あたりから25歳くらいまで『ポール』と呼ばれていました。

フフフ。

今は、一作のみ『虎之助』です。

松田聖子の『今夜はソフィストケート』を聴くと、柔らかで温かい光に包まれているような錯覚に陥ります。

以前、ブログで何度も紹介している曲ですが、ふとした時には口ずさんでしまいます。

歌詞に登場する男性の気持ちにかなり寄り添う自分に酔いながら。

ときどき私は、混沌とした世間の空気に疲れを感じると、時空に隙間を見つけては身をかがめるようにじっとして、そっと滋養を補給します。

思い通りにはいかないもの、でも諦めるのにはもったいない気もします。

そういうものですかね。

生きていく、ということは……。

 

今は、事務所でアル・ディ・メオラをかけています。

以前、紹介したことのある『ナイト・リズム』という曲。

初めて聴いたのは、高校生の頃に買ったレコードです。

静と動が息づく素敵な曲です。

是非、どうぞ。