今日も暖かくなりそうです。
いつもの小さな峠の気温計は、朝の時点で14度を表示していました。
いろんなことが少しずつ加速していきます。
桜の花も、そこかしこで咲きはじめています。
人の動きに比例して、新規感染者数も増加気味に。
とてもアンダー・コントロールしているとは言えない状況に、誰もが苦い思いを抱いているのではないですかね。
気持ちの緩みは、どんなところにも波及するもので……。
もっともっと、と気持ちが知らぬ間に先走りがちに……。
冬から春へ。
そんな季節の移り変わりのように、どんなことも少しずつがベターなのはわかってはいるものの、自我の欲求はどうにも幼い駄々っ子の様相を呈したまま。
キラキラしたものに心を奪われ、甘美な痺れが身体じゅうを酔わせるような感覚。
それは、遠い昔に嗅いだことのある酸味を引き連れて。
振り返ってみて思うのは、そうやって行動半径を広げていた、ということに気づきます。
目に触れるすべてのことが感覚を助長しては、心を豊かにしてくれたのは事実です。
昨日は、アルトサックスのレッスンがありました。
2週間ぶりに先生との会話です。
どうやら、先生はご機嫌なご様子。
新婚なので当然ですが、私も話を聞くのはやぶさかではなく……。
はじめのスケール練習をする時に、私はしばらくマウスピースをくわえたままで笑顔で相槌を返すばかり。
今の気分は、そうですね。
ロバータ・フラックの歌う『Killing Me Softly With His Song』ですかね。
さしずめ、私は男なのでher song 、といったところです。
『When You Smile』も素敵な曲。
このアルバムは、こんな素敵な日にはうってつけです。

