今朝は、昨夜の雨がなかったような晴天ぶりです。
なにもなかったかのような、なんて若い頃はよくしたもの。
『グレート・プリテンダー』の歌詞のように。
昨日は、久し振りに実家へ。
家内は仕事だったため、一人で。
どこも同じようなものかもしれません。
家内に対しては、微妙に風当りが強いもの。
多少の愚痴を躱しながら近況のやりとり。
思いのほか、母親の捏造話を目の当たりにして驚いたり、と。
子供の頃、言うてたやん、
とか、
高校生の頃、そうやったやん、
など……。
言葉を発したであろう自分のほうが、その母親の言葉を聞いて思わず吹き出してしまいます。
記憶にもないし、かと言ってそんなことでウソをつくはずもないという自信。
歳を重ねるということは、つまりそういうことなのかもしれない、と……。
想い出なんかも、ひょっとして色が褪せるだけではなく、まったく違う記憶として脳裏に刻むのかもしれないという驚愕の思い……。
おそらくは、自分の都合のいいように加熱しては、それぞれの断片を繋げていくのかもしれません。
その都度、化学反応を引き起こしながら……。
帰り道、ハンドルを握りつつ、それもしあわせの形のひとつなのかも、とふと思いました。
昨夜は、『恋のゆくえ』を観ました。
切ないですね。
『テキーラ・サンライズ』も好きですが、同じ切なさでも温度が違いますね。
映画を観ていて、好きな曲が挿入されると、つい気持ちも上がります。
『アメリカン・グラフィティ』にも登場する『夢見る16才』。
あの頃のアメリカに、相当憧れた高校生の頃をふと思い出します。




