それなりの大きさの岩が、池に落ちればかなりの範囲へと影響を与えるもの。

まるで、温暖化の影響を受けて、海へと崩れ落ちる氷山のよう。

一度は食い止めるも、自然発生的に起こる連鎖反応は手に負えない脅威となって襲ってきます。

 

表立って言えないこと……。

世の中には数知れどあります。

 

表面上の口実がはびこり、直観に従う本音には様々な厚みのヴェールが掛けられます。

感覚と思考の間に齟齬が生まれ、潜在意識の奥でジレンマに揺れながら、心はストレスに蝕まれてしまうのかもしれません。

 

 

自分でも、ハッとすることがあります。

固定概念が判断の邪魔をしてしまうということ。

ある意味、刷り込みのようなもの。

過去の事例をもとに、無意識のうちに一定方向のバイアスをかけてしまう思考回路。

これは、一種の傲りです。

私自身、まだまだ注意せねばならないことのひとつです。

 

 

いつも目にする川は同じでも、流れている水そのものは違うものです。

 

一度汚れたからといって、川を埋めるわけではありません。

浄化すれば済むことです。

 

河川は、地域を潤す必要な要素のひとつです。

なくすわけにはいきません。

ただ、可能な限り綺麗な水であることを願います。

どんな生き物でも安らかに生きていけるような……。

 

 

『What Game Shall We Play Today』という曲があります。

なんとも楽しげなタイトルです。

チック・コリアの『リターン・トゥ・フォーエヴァー』。

今聴いても新鮮な香りを放っています。

70年代初頭、ECMでの録音。

新たな流れを作り出した記念碑的アルバムです。

メンバーを見れば、スピーカーから出てくる音をある程度予想できる感じです。

初めて聴いたのは20代の初めあたり。

価値観が脆弱だった頃のこと。

今では、時々読書の傍らに聴いています。