今日から天気が崩れるとのこと。

そう言いつつも、気温は3月並み。

でも昨日よりも寒く感じられるとの予報でした。

 

昨日は、どうやら4月並みの陽気だったようです。

午後からは雨が降ったので、そんなに暖かかったとは思わなかったのですが……。

感覚とは、ひどく曖昧なものですね。

 

不要不急の外出は控えて下さい、

会食は極力控えて下さい、

との政府や知事からのお願い。

その言葉は、理不尽なまでに虚空へと消えていきます。

 

誰にでも赦されている大きさの釜のようなものが存在するのだと思います。

その釜は、どれだけ身勝手な振る舞いをしても、寡黙に受け入れてくれる器……。

その許容量は、人それぞれによって違います。

だからといって羨望の眼差しを向ける対象ではなく、むしろしっかりと自分を見つめなおすための水鏡のようなもの。

 

自分に対してのご褒美、のような感覚は、若干の差異はあるものの誰にでもあるはず。

しあわせと同じで、慣れてしまえば無意識のうちに感謝の気持ちが少しずつ消えていくもの。

心の濁りが澱となって平衡感覚を鈍らせていきます。

それが、おそらく傲りなのでしょう。

 

政治家だから、自分は大丈夫。

医者だから、自分は大丈夫。

教職員だから、自分は大丈夫。

警察官だから、自分は大丈夫。

社長だから、自分は大丈夫。

 

でも、そう思っているのはほんの一握りの人たち。

多くの人は真摯に向き合って事に当たっています。

 

人の振り見て我が振り直せ

 

いいことだけを取り込んでいけば、必ず正方向への成長は見込めるというもの。

今は我慢の時ですね。

もう少しだけ、楽しいことは先送りです。

 

 

Everything's Comin' Up Roses

という言葉。

今は、何もかもうまくいってるわけでもなく……。

かといって、嘆いてばかりでもいられない。

そんな今だからこそ、何かの力を借りてでも気持ちを上げていきたいもの。

ナンシー・グリフィスの『Everything's Comin' Up Roses』という曲を思い出しました。

『Lone Star State Of Mind』のアルバムで初めて知った彼女。

もうずいぶん昔のことです。

それ以来ずっと聴いていますが、演奏は素晴らしく、声はすこぶるチャーミング。

『Maybe Tomorrow』の歌詞のように、明日は、必ず今日とは違うはずです。