田村厚労相の真剣なまなざしは、言葉に深みを与えてくれます。

場当たり的だと批判されながらも、次々に施策を発動していく政府。

心の中のマリアナ海溝までは届かないものの、感情レベルではおおむね理解しているつもり。

初めての経験なので、過程での検証は無意味というもの。

とりあえず、脱出するために奮闘するだけです。

 

ノルマンディー上陸作戦を指揮したアイゼンハワー。

連合国それぞれの思いを天秤に載せ、利害と被害を測りながら、最小公倍数を導き出します。

目的達成のためには、忖度のない作戦支持を各国に伝えなければならない、という難しさに苦悩したはず。

 

不平不満というものは、どこまで行ってもなくならないもの。

また、不公平というものも同じです。

それゆえ、ひとつひとつを拾い上げ、咀嚼していては、一向に前には進めない。

 

飲食店を狙い撃ちにしたような緊急事態宣言。

要請の見返りに、協力金として飲食店に対し、その規模にかかわらず一律支給。

 

初めから、もっと大きな視点で捉えていれば、施策の本旨は自ずと見えてくるはず……。

でも、これでは、飲食以外の店舗から、どうにも反感を煽るばかり……。

まるで、精度の悪い大砲を、目視でもって手動で打ち込むようなもの。

 

 

昨夜テレビで、京都府の西脇知事の発言には驚きました。

京都府では、昨年の四月にすべての会社に補助金を出した、と豪語。

人気取りのウソはいけません。

店舗を有し、不特定の人の出入りがある会社のみ、だったような……。

 

有事の際にこそ、困っている人に徹底的に寄り添う。

田中正造さんのような政治家の影を、大阪府の吉村知事にちょっぴり感じてしまう今日この頃です。

あくまでも、辺境的な個人の思いですが……。

 

 

志ん生の落語、枕に、『必要以上に儲けてはいけない』、という件がでてきます。

『江島屋騒動』の噺です。

因果応報。

自分の行いは、影となって、一生つきまとうものです。

あ~、コワい、コワい……。

 

 

 

昨夜、アルトサックスの先生からメールが……。

どうやら、ご主人、検査結果は陰性だったとのこと。

ご結婚されたばかりなので、注意は必要です。

まだまだこれからの人。

私のような出がらしではないので、そのあたりは心配ですが、レッスンを設けてくれるとのことでした。

やっぱり嬉しいですね。

 

MALTAが演奏する『星に願いを』。

甘すぎず、それでいてピュアな響き。

聴いていると、気持ちがどんどん洗われていくようです。

やっぱり、MALTAはいいですね。

大好きなアルト吹きのひとりです。