今朝方からの小雨で、どうやら道路わきの雪もずいぶんと溶けた様子。
ひとまずの終息です。
でもまた、年末あたりに寒波が襲ってくるとのこと。
今年の年末年始は、例年にない冷え込みを経験することになります。
それは、先の見えないトンネルを通り過ぎている気持ちと同じ。
不安と期待をないまぜに、心の発火点をぐらつかせます。
有事の際に、船頭が二人いれば混乱を招くのは必定。
行先さえまとまらない始末。
アステアは、エンターテインメントを優雅に華麗にけん引したものです。
日本のアップステアーさんは、どうにもぐずついた足元をお持ちのようで……。
国民の感情をぐるぐるとステアーしているだけのように思います。
ガースーさんの意識まで溶かしていくようで、危うい匂いを嗅ぎ取るのは私だけではないはず。
立ちはだかる高い壁に敢然と立ち向かった田中正造氏。
強い意志に裏付けられた確固たる判断力を持てる人間には、いくつになっても憧れます。
――二階でもって、まだある、まだある、とお金を抱え込んでいて、知らないうちに階段から落っこちて死んじまったりしましてね。
欲をかこうとすると、よくないことが起こるもので……――
古今亭志ん生の『江島屋騒動』の枕で、そんなくだりがあります。
『江島屋』という古着を扱う如何物屋のせいで死んだ恨みが幽霊となって、その店の主人の悪行を正す内容です。
大好きな古典落語のひとつです。
『アパートメントNO.9』とか『ラヴポーションNO.9』とか……。
ついつい期待してしまう数字なのでしょうか?
階段を伝って二階へ。
そこは、陽の射さない寂しい部屋。

