どうやら、微妙な天気が続きますね。

曇り空かと思えば、晴れ間が出てきたり。

突然、小粒の冷たい雨が降ってきたり……。

 

――ほほえみのかげりを 輝きに変えて
つまらぬ想いは 気づかれぬように
雨にでも そっと流しておくれ――

 

元春の『バルセロナの夜』の歌詞の一部です。

ちょっとしんみりした時節になると、つい思い出して口ずさんでしまう曲です。

サリンジャーにはじまって、ユングの扉を叩いた頃。

それを導いてくれたのは、元春の歌でした。

 

 

まあ、そう言いつつも、今も昔も軽く流せないことはありますね。

その中の一つに横領があります。

 

こないだから立て続けに横領の事件が報道されています。

目を見張る金額です。

初めてぬかるみに踏み出した一歩が、想定していた危険度よりも案外低かったのでしょうかね。

次第に深みにはまり込んで、自分の立ち位置さえ分からなくなってしまうのでしょう。

ここでも、限界効用の逓減の法則に、すっぽりと呑み込まれてしまうことになります。

 

生きていくためにはお金は必要です。

どこかのおばあさんが、見知らぬ男に何かで殴られて死亡してしまう、という痛ましい事件。

生きる、ということは本来泥臭いこと。

見栄やプライドをいくら振りかざしてみても、お腹は満たされません。

 

ある会社での出来事。

飲食店の会社です。

社長は、発足当時30歳。

5年経過したあたりから、どうやら年商が下火に。

売り上げが昨対を下回っても、従業員の給与を毎年上げていたそうです。

10年目にして、ようやく減給を決断、その旨を全体会議で従業員に通達したとのこと。

すると、会社発足当初からいたマネージャークラスの従業員2名がそそくさと退職。

辞める者が後を絶たない、見るも無残な状況に陥りました。

 

『甘い』と『優しい』。

『見栄』と『プライド』。

『無鉄砲』と『大胆』。

『臆病』と『慎重』。

若いうちは、往々にして勘違いしがちな感覚です。

 

たくさんあるから、少しくらいいいよ、とどんぶりではいけません。

お金は大切です。

必要なら稼ぐ。

盗んだり、騙したり、はたまた脅したりしてはいけません。

仕事をして、その対価として手に入れる。

職種は関係ありません。

真摯に取り組む姿勢が大切です。

そして、稼いだお金は有効に使う。

 

昨日は午後から休みをもらって、社交ダンスとアルトサックスのレッスンでした。

そんな自由を許してもらっていることに、家内や従業員にも感謝しています。

先日、内緒でブルックス・ブラザースのジャケットを買ってしまいました。

もう少し時間の経過を待って、こそっと家内に許しを請うことにします……。

 

先行き不透明な今、例年以上に厳しい年末が懸念されるところ。

GO TO キャンペーンの行方もはっきりとしません。

私の住む地域でも、どうやらクラスターが発生した様子。

気持ちをキュッと引き締めないといけませんね。

 

あ、それ、イタチだす!

――このセリフ、枝雀の落語には、よく出てきます。

古典落語の『宿屋仇』です。

ここでも、こんなふうに。

――お前、名前、なんちゅうの?

――いはち、と申します

――え!、おまえか! にわとりの首をキュッと絞めて、生き血をチューっと吸ってけつかるヤツは!

――あ、それ、イタチだす!

※細かいところは、間違っているかもしれません。

ご了承くださいませ。

でも、この話、いつか老人ホームとかで話してみたい、と秘かに思っています。

兵庫の若い衆三人、伊勢詣りの帰り、日本橋にある宿屋での笑い話の一コマです。

いくつかある小さな夢の一つです。