今日は、朝から暑いですね。
空気が膨張して、視界に淡いヴェールがかかっている感じです。
しつこいくらいの湿度は、身体じゅうの元気を吸い取ってしまうほど。
こんな日は、アール・クルーの爽やかなギターあたりが気持ちいいですね。
本当に上手いとは、こういうことを指すんでしょう。
技術を見せつけるのではなく、聴き手に寄り添うような感じ。
若い頃は、誰も同じではないですかね。
自分の技量に酔いしれて、知らずしらずのうちに回りを見失うような。
ふと振り返っては、何とも言えないノスタルジーを感じては、胸にポッと明かりを灯してみたり……。
自信を持つのは大切なこと。
でも、相手や周りへの配慮があってこそ輝くものですね。
このところ、『さすらい』の曲を女の子やおじさんが歌う保険のCMに見入っています。
当の本人は歌わずに、雰囲気を醸すだけ。
当時、LPレコードを予約して買ったものです。
『HABANAエキスプレス』の艶のある歌詞や『渚のカンパリ・ソーダ』の軽快なリズム。
何年か前に、『Re-COOL』としてアルバム『リフレクションズ』を新録しましたが……。
やっぱり空気や時間を詰まったオリジナルのほうがグッときます。
今でも車の中で流しながら、鼻歌交じりに身体を軽く揺らしてはささやかなタイムスリップ。
先日、ツバメの雛を埋めたところから生えていた草。
抜くのは心もとないので、葉先の猫じゃらしもハサミでカットしました。
そばにいたアマガエル。
可愛くて、たまりません。


