自然の流れ、というものがあるような気がします。

工まれたものではなく、そのままの。

水が上から下へと流れるようなもの。

 

降りしきる豪雨が、一人のトランぺッターの命を奪う。

フィラデルフィアからシカゴに向かう途中の事故。

ハンドルを握っていたのは、確かバンドメンバーのピアニスト。

車はスリップ、そしてガードレールに激突。

享年25歳。

そのすぐ後に、同じくらいか、またはそれ以上のトランぺッターが新たに出現する。

 

ジャズ・ファンなら周知のことです。

事故で命を奪われたトランぺッターの音源の記録が、とても興味深いのです。

ビッグバンド、コンボ、ライヴ、そしてワン・ホーンによるストリングスとの共演。

突然の出来事を予期していたかのようなレコーディングの数々。

単なる偶然ですかね。

 

天命というものは、確かにあるのかもしれない、と思わせます。

 

国会議員の逮捕、元法務大臣の逮捕等々。

あの時もおかしかったですね。

同じ党からの出馬。

片や政府に対して批判的な言動をする人。

もうひとりは、側近の奥さん。いわば身内のようなもの。

 

えこひいきは、のちのち禍根を残すもの。

それをよしとするのは、当の本人たちだけです。

選考会にて、順位を認めず、過去の実績を重視する委員たち。

苦汁をなめる想いの選手もいたはず……。

そこには、単純明快な道理から、およそ離れた思考回路があるだけです。

 

私も同じです。

次を任せる従業員にも厳しく教えています。

やっぱり、そうなってほしいとは思いますが、能力が備わってないと仕入れ先様やお得意先様との折衝を卒なくこなせません。

 

泣いて馬謖を斬る。

 

名言であり、規律を守る最上の方策のように思います。

そういう含みを、つねに持つことは大切ですね。

 

 

クリフォード・ブラウンはのレコードをシリーズで買って聴いていたのは、高校生の頃です。

当時、一枚1890円だったように思います。

レーベルは、エマーシー。

ライナーノーツに、確か『クリフォード・ブラウン物語』みたいなタイトルで綴られていたように思います。

ソニー・ロリンズが加入したこともあってか、プレスティッジのレーベルにも同じメンバーでの録音があります。

今でも時々聴きますし、『ウィズ・ストリングス』のアルバムは、プレゼントしたこともあります。

彼の死後、彗星のように現れたのがリー・モーガン。

天性の煌びやかさは、個人的にはワン、ツーですかね。