1日が過ぎていくスピードは同じなはずなのに……。

 

そんなことを若い頃、特に20代までは考えたことがありませんでした。

代り映えのしない日々の繰り返し。

多少の浮き沈みはあるにせよ、です。

 

光陰矢の如し。

年を追うごとに深く感じ入ります。


1週間のサイクルを恐ろしく早く感じるこの頃。

焦りのような感覚を引き連れながら。

 

効率的に確実に。

 

でも、振り返れば、ずいぶんと無駄なことをしていたことに気づきます。

遊びの多いブレーキみたいなもの。

制動距離が長くてどうにもなりません。

 

また、快適な自動車専用道路ではなく、どこに危険が潜んでいるかわからない路地を、好んで走ってきたようにも思います。

その分、宝物のようなガラクタやかけがえのない記憶を手に入れたのは確かです。

 

夕べは、そんなことを家内と話していました。

 

今日は、午後からアルトサックスのレッスンです。

でも今日、退会することを伝えます。

 

 

頭上には、ねずみ色の雲が広がっています。

陽射しを優しく遮るカーテンのように。

気持ちもいくぶん和らぎます。

 

今朝、車に乗ろうとしたら、カマキリの赤ちゃんが買ったばかりのポストの上に。

いい一日のはじまりです。

 

How will I ever know what you're feeling
How will I ever know what to do
If you simply refuse to tell me
What's going on inside of you

Have a little faith in me
Baby, can't you see
You've got to talk to me

 

リー・アン・ウーマックの『You've got to talk to me』の歌詞の一部です。

わかるような、でも別に逃げるわけでもなく……。

何ですかね。

曇り空みたいな感じですかね。

彼女のCDを以前も紹介しましたが、やっぱりいいですね。

『If you're ever down in Dallas』や『I keep forgettin'』という曲が、粋な感じで好きです。

このアルバムには入っていませんが……。

以前、紹介したこのアルバムに収録されています。

やっぱりカントリーはいいですね。

気持ちが和みます。