感情のコントロール、いくらかはできるようになったかな、と思ったり……。

でも、人と真剣に向き合う時、ちょっとした壁になってしまうことも……。

 

実績の積み重ねを教える。

結果を見せるのではなく、過程を伝える。

 

決して威張らず、驕らず丁寧に。

 

項羽と劉邦の話に出会ったのは、二十代の後半あたり。

張良や韓信の心意気には、ずいぶんと助けられたものです。

 

少なくとも、若いヤツに引き継ぐ時には笑顔で渡したいもの。

感謝と歓びに満ちた気持ちで晴れやかに。

 

そのためには、嫌なことも言わないといけません。

そして、フォローはしっかり忘れずに。

 

今日は、午後から雨になるみたいです。

降ったり、晴れたり。

そうしながら、少しずつ前に向かって進んでいる気がします。

どんな時も同じ風は吹かず、また同じ温もりを感じることはできないかもしれません。

時には、立ちはだかる高い壁の前に、小さな溜め息をつくかもしれません。

しばらく休んで、工夫を凝らし、そしてまた立ち上がる。

そんなふうでいたいと思います。

目の前を覆っていたヴェールが一枚外され、新たな日常が訪れます。

用心を踏まえながら、少し様相を替えて……。

 

これからも素敵な景色を存分に味わいたい、そんな気持ちを、いつまでも忘れずに持っていたいものですね。

 

 

リナ・ホーンとミシェル・ルグラン。

1975年のアルバムで共演。

『シェルブールの雨傘』。

このアルバムは、とても粋です。

1曲目からぐいぐいと惹きつけます。

ソウルフルな歌声が突き刺さります。

途中、『NOBODY KNOWS』という曲がありますが、この歌詞が深く心に響きます。

アフリカ系アメリカ人でありながら父親が白人という、当時の時代背景を察します。

自由の利かない大きな川を、ビクともしない力強さで自分の意志で泳いだ一人だと思います。

とにかくカッコいいアルバムです。