ついさっき、税理士さんへ送る書類を作り、今、ほっと一息ついているところです。

 

玄関を出て外へ。

微妙な晴れ間がのぞいています。

そういえば、朝の天気予報では午後から崩れると言っていました。

頬を掠めていく風は、雨の予感を引き連れるようにほんのりと暖かい。

寝苦しかった昨夜。

薄い陽射しは、寝不足気味の目には優しく感じられます。

 

昨日は、気になっていたメダカの鉢を替えました

大きなものに入れていたのを、小さいのをふたつに。

水草にくっついていた貝が、水の汚れを加速させます。

副作用のようなもの。

以前使用していた鉢をきれいに洗い、その中へ。

写真を撮ろうとケータイを構えると、巻き簾の陰に隠れてしまいました。

かろうじて、1匹だけレンズに捕らえることができました。

 

でも、よくよく考えてみると、メダカにしてみればいい迷惑なのかもしれませんね。

本当はコンクリートで整備されない小さな用水路で、のんびり暮らしていたいはず。

ナマズやザリガニ、それにフナやカワムツには用心しないといけないですが……。

 

自由というものは、本来そういうものなのかもしれませんね。

好きなことをしたり、ただ単に欲求を満たすだけではなく、様々な注意を払って手に入れるもの。

 

そう思うと、今回の新型コロナウィルスに対しても同じように当てはまるのかもしれません。

人混みでは最低限のマスクをしたり、手洗いやアルコール消毒をしたり。

試練を乗り越えても、そこには凪いだ海ではないはず……。

でも、しっかりと漕ぎ出していけるよう、考え方を改めないといけませんね。

 

どんな時でも、これでいい、と胡坐をかいていては前には進まないもの。

いろんな意味で、その都度抗体を手に入れて私たちは成長してきたんだと思います。

 

ヨウ、ソロウ!

 

 

ねずみ色の空の下、燻ぶっているわけでもないけれど、今一つ透明度には欠けるもの。

ミーシャ・パリスなんて、うってつけです。

私は、ダニー・ハサウェイの鉱脈から彼女に行きつきました。

個人的には、アニタ・ベイカーからジャズっぽさを抜いた感じですかね。

このアルバムは、眩しい陽射しよりも、くすんだ空の色を連想させます。

ショートよりもロングのカクテル。

静かに移ろう時間を、ゆっくりと味わうような。

極上のリラクゼーション・タイムです。