今日は晴れてはいるものの、通り過ぎていく風を冷たく感じます。
それは、緩みがちな気持ちを、きゅっと引き締めるようにさえ思います。
イベント自粛の風潮にやや疲れ気味。
先日の3連休は、かなりの他府県ナンバーの車が、国道に連なりました。
斯く言う私も、お墓参りと灯台に足を向けました。
自分たちは大丈夫だろう、という根拠のない想定。
のちに思いもよらない犠牲を払わなければならない危険性を孕んでいるように思います。
それは、静かな水面に向かって石を投げ入れるようなもの。
目に見えないところまで、小さな波は着実に行き渡ります。
確かな指針がなければ、判断さえ危ういもの。
感覚的なものではなく、しっかりと目で捉えることのできる目盛りのようなもの。
自由とは、どんな時でも同じような気がします。
制約の中で、どれだけ円周を広げていけるか、が楽しいのではないですかね。
創意工夫の妙味のようなもの。
正しいことと正義とは、どんな時でも必ず重なる、というわけでもありません。
それよりも、大義はどちらにあるのか、で舳先の方向は決まっていくもの。
誤解を恐れずに端的に言うと、長い物には巻かれろ、なスタンスですかね。
自分の手に負えないほどの相手には、逆らうだけ無駄というもの。
そうなら、おとなしく従い、機が熟すのを待つほうが強い推進力を産み出します。
新型コロナウィルスが、インフルエンザと同じ敷居の高さまで下がることを願うばかりです。
そうなれば、もっと楽観的に毎日の仕事に従事できるようになりますがね……。
観光地なだけに、不安に揺れる今日この頃です。
――
好きと合図送る 瞳の奥
覗いてみる振りして キスをした
すべてを見せるのが 怖いから
やさしさから逃げてたの
運命の出逢い 確かね こんなに
自分が 変わってくなんて
――
ZARDの『揺れる想い』の歌詞の一部です。
自分の気持ちが相手と同じかどうか、の不安に、心が切なく揺れる。
こんなふうな揺れ方だと、たまらなくてしょうがないですけどね。
早く新型コロナウィルスの威勢が衰えてくれると嬉しいですね。
そうなれば、もっと行動半径は広がっていくんですがね。