今朝は、青空を背にちぎったような雲がいくつも点在していました。

遠くに見える稜線はくっきりと縁取られ、いつもより近くに感じられるほど空気の透明度が高い気がしました。

フロントグラス越しに入り込んでくる陽射しに、思わずシェードをおろします。

 

昨夜の風のきつさには心配しましたが、まるで嵐が去ったあとの静けさのようです。

会社に着いてから、一息入れようと玄関先へ。

煙草を吸っていると、いつものようにすずめが囀り、まるで春がそこまで来ているような錯覚に陥ります。

いつもの隣の家の雨どいに、寄り添う2羽のすずめの姿に癒されます。

 

これまで当然のように思っていたことが、少しずつ形を変えてきているようで、それはまた楽しいものですね。

私が中学生の頃、突然沸き起こった漫才ブーム。

若い連中は見向きもしなかった漫才界に、『ツービート』や『紳助・竜介』の登場はセンセーショナルな旋風を巻き起こしました。

私なんか、テレビの前にラジカセを置いて録音したものです。

友達と集まる時なんかに、よくかけていたのを覚えています。

 

日本での音楽業界も同じですね。

60年代後半から、自作自演のアーティストが増えていき、職業作曲家や職業作詞家の存在を脅かしていきます。

パーソナリティーを重要視したオリジナティーが市民権を得て、より個性的な魅力をアピールしていくようになります。

吉田拓郎のような。

私が一番影響を受けたのは、佐野元春でしたが……。

 

それは、どんな世界でも同じような気がします。

電話なんて、もはや話すだけの道具ではないですし、車だって自動運転の時代に突入していきます。

 

娘がまだ小学生の低学年だった頃、近くの川でメダカやドジョウを捕りに行った時のこと。

網に入ったドジョウを見て、驚いたのを覚えています。

生息エリアの違うアブラドジョウとシマドジョウの特徴を兼ね備えた個体でした。

アメリカに住む方とフランスに住む方が偶然訪れた日本で恋に落ち、結婚し、子供を育てるのと同じですね。

 

日々さまざまな小さな事象が交錯しては堆積していき、その時は気づかなくとも結果として長い時間をかけて変貌を遂げていくもの。

一片の面影を残しながらも、素敵なケミストリーは意識とは無関係に続いていくのでしょうね。

 

これから先、どんな楽しいことが待ち受けてくれているのか、と想像するだけでワクワクします。

まずは、今月末ですかね。

そこに向かって気持ちを上げていこうと思います。

 

融合的な感覚という視点でとらえると、このアルバムはたまらなく心地よいです。

大好きなアルバムのひとつですが、アクを取り除いた筍のような感じですかね。

トロピカルな雰囲気に、しっかりと4ビートのジャズも練り込まれたりして……。

チャールズ・ミンガスの『クンビア&ジャズ・フュージョン』。

懐の深さに脱帽します。