ここにきて、素直に生きる大切さを改めて思いました。
多かれ少なかれ人は自分をよく見せたいものです。
そのことが発端で、つじつまが合わなくなったり、取るべき判断を間違えたり、と。
自分にも言い聞かせるように、遅めの朝礼でそう話しました。
虚勢を張らなければならない時というのは、必ずしも訪れるとは限りません。
でも、そういう時に直面したら、堂々とそう打ち負かしてやればいいだけ。
信頼関係を構築するうえでは、不要なものですね。
昨夜、娘を交えて家族で話しながら、そんなことを改めて思いました。
誰もが持っている物差しが、社会通念の範囲から大きく逸脱することがなければ、おかしなことは少なくなるような気がします。
正しいことと正義とは必ずしも重ならない、ということを理解しているだけでも、ずいぶんと景色は変わって見えるもの。
目盛の微調整は、歳を追うごとに、経験を積むごとに、必要なことかもしれませんね。
高校生の頃、FMファンという雑誌で、応募して当選すると、表紙のジャケットのレコードがもらえる、という企画がありました。
嬉しい企画でしたが、なんとも言えない気持ちになったのを覚えています。
欲しくて買ったレコード、その同じレコードがある日郵送で手元に届きました。
帯に短し襷に長し。
欲しいのなら待つ。
そうでないなら手を出さない。
その時に痛感したことです。
カッコいいアルバムです。
今でも時々事務所でもかけています。
ジェイムズ・ブラッド・ウルマーの『ブラック・ロック』。
私の中では、マイルスの『ユア・アンダー・アレスト』と同じ感覚のアルバムですかね。

