どんなことでも、適当はいけません。
ある方のダンスの動画を見て、そう強く思いました。
自分の内にあるものを表現するために、順序立ててストーリーを構築し、感動の渦に巻き込んでいく。
私の住む地域のダンス・パーティーでは、あんなに素晴らしいデモは見たことがありません。
個人の力量はもとより、取り巻く雰囲気さえまったくの別物に感じられました。
仕事での打ち合わせでも同じです。
相手との折衝の際、自分の土俵に相手を引きずり出してきて話を進めていくことで、可能な限り思い描いていた結果に近づいていくことができます。
いくらキャストや演出がよくても、大事なストーリーが陳腐だと、その作品自体に輝きが宿りません。
派手なアクションの連続や予定調和を裏切る展開なんかは、心に激震をもたらすものの感動や感銘というものは希薄な気がします。
レーサーが法定速度で公道を走るのと、初心者マークが同じ公道を走るのでは、同じ速度でも感覚的にはまったく違うと思います。
余裕という懐の差が大きく心理状態に影響を及ぼすように思います。
まだ見ぬ世界に対しては当然不安はあるものの、それ以上に高揚感を覚えるもの。
ポテンシャルを最大限に生かすために、心の隅に巣くいがちな諦念と怠惰を、この機にどこかへ掃き散らかしてしまおうと思います。
中学生の頃、後追いになりましたが、このレコードはよく聴いた1枚です。
何かにつけて反抗したい気持ちが溢れていた頃。
それでも可愛かったようにも思いますが……。
その頃に、心にまっすぐに突き刺さった曲が、『鎖を引きちぎれ』です。
『ゴールドラッシュ』、というアルバムに収録されています。
『時間よ止まれ』も収録されています。
この曲は、小学3、4年生の頃、何かのCMで流れていたような……。

