今日は、昨日に比べるといくぶん暖かいようです。

玄関先で煙草を吸っていると、小鳥のさえずりが耳を掠めます。

暖冬のまま越してくれれば、と思うのですが、地球の温度が上がっているのだとしたら、それはそれで困るもの。

せっかくの四季の表情さえクロスオーバーしてしまいます。

 

あおり運転をするだけで処罰できるようにと、道交法一部改正の審議に入るのだそうです。

ただ、いくら施行されたとしても、取り締まりの強化がなければ、所詮絵に描いた餅ですね。

駐車場での当て逃げも、その範囲に是非とも入れてほしいものです。

 

異郷の地で凶弾に倒れた医師の考え方には、ただただ感服します。

医療従事者という狭い枠から飛び出し、飲料水や食料を確保することを医療の延長と考えて行動されていたとのこと。

聴診器やメスではなく、重機やロープを操り用水路を敷く。

視野の広さと思慮の深さには心を打たれました。

 

どんなことも裾野を広げて見渡すことの大切さを教えられたように思います。

狭義に陥れば、考え方も偏ってしまいがち。

判断さえも曇らせます。

 

『えりか』や『のりこ』は流されてしまったのに、『のりか』は背筋を正しています。

驕らず、妬まずの生き方を体現されているようで、なんとも羨ましい限りです。

内面さえも素晴らしい方なのでしょう。

 

 

力強く繊細なバイオリンの響きは、琴線を大きく揺さぶります。

男性のバイオリニストの中では、一番好きな方です。

感情の抑揚をダイナミックに表現するところは、ムターにも通じるところではありますね。

闇を切り裂くような鋭さなんかも時折顔を覗かせます。

カッコいいですね。

凛としていて。

古澤巌のベストアルバム、『ロマンス』です。