そろそろ秋の気配が、朝夕の気温に感じられるようになってきました。

どういうわけか、少しだけ切なさのような感傷が、隙間風のように心に入り込んできます。

若い頃に味わったことのある、鼻の奥をツンとさせる感じ。

しまっておいたセーターを出してきては、慈しむようにそっと袖を通す感じです。

実際には、まだ少し早いですがね。

 

今は、滋養を取り込んでは溜め込み、咀嚼して消化する、といった具合で、CDをかけながら小説を読んだりしています。

ブログをはじめてから一年と半年が経ちました。

十人十色の考え方に、刺激をもらう形で楽しませて頂いています。

基本的にブログをされている方ばかりだと、陰湿な事件のない世の中になりそうな気はしますが、それは無理な話ですね。

 

最近は、世界でも、こと政治においてはお互い様が薄れてきているのでしょうかね。

民間での交流にまで支障をきたしてきているようで、なんとももどかしさが募ります。

人よりも得をしようとは思いませんし、身の丈を超えようとも思いません。

自分の欲求ばかりを通すこともなければ、人に阿ることもありません。

会社も、先では従業員に譲ろうと思います。

 

一生懸命に働いていれば、必ず恩恵を受けられるものです。

一生懸命に生きていれば、必ずどこかで素晴らしい巡り合わせに会うものです。

 

次を任せようと思っている従業員も、今ではへこたれることなく前を向いてくれています。

 

そう思うと、私はついているな、とつくづく思います。

 

あとは、自分の夢に向かって、焦らずに頑張っていくだけですね。

 

今日は、久し振りに五本指のソックスを履きました。

一本一本通していく面倒くささはあるものの、なんだかほのぼのとした空気に包まれました。

 

 

ほのぼのとした空気感に包まれたサッチモのラストレコーディング。

決して、エポックを画するという類のものではありません。

でも、ボブ・シールが手掛けたとあって、ジャズの醍醐味は薄れずにサッチモの温かみをうまく引き出しています。

音楽に触れることを最上の悦びとして生きたサッチモ。

それは、人間的な懐の大きさと相まって、私たちを優しく包んでくれます。

大好きな一枚です。