今朝は、とても気持ちよく目が覚めました。

廊下の突き当たりの窓を開け、蚊取り線香をつけようと玄関先へ。

外の空気は清々しく感じられ、空を仰ぎ見ると小さな雲がいくつも浮かんでいました。

まるで、何かがはじまる予感のように。

 

不確かな思いが、思い切って足を踏み出すことで確信へと変わります。

それは、一抹の不安を視界から消し去るだけでなく、期待に膨らむ蕾を大きく成長させてくれます。

気分は上昇気流に乗って、雲を払い、空を駆け回ります。

 

ただ、発生している台風の行く末は未確定なまま。

どんな影響を及ぼすのか、今はまだ想像さえつきません。

ただ、まだ遠く離れているからといって、安心はできないもの。

思わぬ波のうねりを受け、あたふたと右往左往することも考えられます。

 

 

生きていく上でも、同じようなことが言える気がします。

予測と、それに対しての備え。

年を追うごとに、意味もなく慎重になりがち。

ともすれば、いつのまにか縮こまっている自分に気づくことも。

 

 

歴代のどの先輩に言われたことなのかさえ、今となっては思い出せません。

『幾つになっても柔軟性を持つことは大切なこと。それと、遊び心を忘れたらダメだね』

そんなようなことを、よく言われたものです。

アパレル・メーカーの営業として働いていた若い頃の話です。

 

考え方の柔軟性、これは結構難しいことで、真理のようなものを理解しないといけません。

それには、まず物事の全体を少し離れた丘から俯瞰することが重要になると思います。

隣の国の大統領のように、節操がなくなると、的確な着地点さえ掴めなくなるばかりか、信用さえ失ってしまいます。

かく言う私も、中島みゆきの曲ではないですが、まだまだ未熟者です。

ただ、『水は高いところから、低いところへと流れる』、という基本的なことを踏まえて物事に当たるよう心がけています。

いろんな要素が絡まり、一見複雑なような案件にぶつかる時もあります。

まるで、住宅街や市街地で空を見上げても、いくつもの電線が視界を邪魔して、空全体を捉えることができないように。

でも、見る角度や場所を変えることで、対処の方法が少しずつ具体的にわかるようになるものです。

 

今は、そのあたりのことを次を任せようと思っている従業員に、未熟ながらも教えています。

そうすることで、有事の際、焦ることなく物事に対処できる柔軟性と心の遊びを培うことになると思います。

 

 

昨日は、書道教室での硬筆のお稽古の日でした。

『世界』という字が難しくて、その文字を中心に練習していました。

あとは、『実』です。

うかんむりが、少々苦手です。

全体のバランスを考えながら、取り組んでいました。

来週は、お盆でお休みとのこと。

その次の週には、課題を提出しなければなりません。

盆休みを利用して、課題に挑戦しようと思います。

 

 

レスター・ヤングのアルバムで『プレス・アンド・テディ』、というのがあります。

高校生の頃にレコードを買って、それこそ擦り切れるほど(実際にはそんなことはないのですが)よく聴いたアルバムです。

『オール・オブ・ミー』と『恋のチャンス』というふたつのチャーミングな曲を収録しています。

その他にも、素敵な曲と演奏がいっぱい詰まっています。

 

若い頃、一緒に演奏した仲で、二人の息はぴったりです。

ピアノのバッキングもツボを得た感じ、ベースはしっかりとリズムを刻み、ドラムは感情を煽ります。

こんなふうに、なりたいもの。

コーヒーを飲みながら、素敵な人と一緒に聴きたい一枚です。