今朝は、久し振りに晴れ間がのぞいています。

気分も比較的穏やかですが、足の痛みがブルーにさせます。

 

昨日、NHKでいじめを苦にして自殺を図った子供を持つ家族の特集番組をしていました。

どうしてそこまで追い詰めることになるのか。

中学生の頃、私もいじめは両方経験しました。

高校生になってからは、いじめ自体が無くなったような気がします。

そして、学生の頃、面白いことに遭遇し、久し振りに好奇心がむくむくと頭をもたげました。

ラウンジで、くつろいでいた時に、

「ポールよ、目つきが悪いって、2年のやつらから呼び出しがあって、一緒に屋上にきてよ」、と。

この歳になってもそんなことがあるのか、と隣にいた連れとにまにまして同行したことを覚えています。

 

初めのうちは小さな刺激で満足していたのが、そのうちに飽き足らなくなり、徐々にエスカレートしていく。

本質は、そのあたりだと思います。

言いだしっぺがいて、周りに太鼓持ちがいる構図ですね。

これは、大人になってもどの世界にも共通することでもありますが……。

少し前に、お笑い芸人が檻に入り、第一義の目的よりも、その地域の方の生活を妨害してしまうという副産物を生み出してしまったことがあります。

主観的になりすぎたあまり、客観的想像力の欠如の結果でしょう。

子供を叱ったり、従業員を叱ったり。

慎重に意図を伝える気持ちがあれば、パワハラや虐待には繋がらないような気がします。

 

昨日は、ルパン三世のDVDを見ていました。

東方見聞録、アナザーページというものです。

のっけから笑いがこぼれます。

トムとジェリーのように、相手をけん制しながらも心の底では信頼しているような。

銭形のとっつぁんとルパン。

猫のような不二子ちゃんにクールな次元。

偏った考えを持つ五右衛門。

まるで、007の映画さながらのアクションです。

 

自分とは違う点を見つけては攻撃するのでは、あまりにも身勝手なことですね。

まったくアカン、という人はいないもの。

人はいいのだけど、感情的になってしまって前後の見境をなくす。

仕事は早いのだけど、他の者にたいして軽蔑した物言いをする。

判断は早いのだけど、保険をかけていないがための被害を被る。

 

そんな感じのような気がします。

あらゆる側面において“いいね”があるわけではないのが現状です。

ただ、“いいね”を増やしていくことは可能です。

直線とは本来一本の線がずっと先まで果てしなく続くもの、と小川洋子さんの小説から学びました。

これまで過ごした点の集積が線となって、途中経過としての自分の足元にあると思います。

 

太い点、かすれた点、小さくて埃と見間違うような点。

その時々に過ごした時間や環境によって、直線の幅は微妙に平らではないものの、確実に未来へと続いていきます。

『人を殺すのは罪です』

そんな当たり前のことを当たり前に思えるように、これからも周りの人に軌道修正をしてもらいながら前を向いていきたいと思います。

 

 

ナッ・キング・コールで有名な『answer me』という曲。

answer me, my love

just what sin have I been guilty of

tell me how I came to lose your love

please answer me, sweetheart

 

誰でも、本当は先のことを知りたいもの。

この曲は、ラブソングですが、意味合いは同じですね

この曲を、クラシックで有名なルネ・フレミングがジャズの連中と一緒に録音したアルバムで聴くと、胸のつかえがすーっと消えていきます。

このアルバムはおススメです。

『haunted heart』

ピアノのフレッド・ハーシュ、ギターのビル・フリーゼルも参加しています。