今日は、手術の日です。

といっても、簡単な手術のようです。

アキレス腱に沈着している脂肪は取り除けないので、それらは今回は放置のようです。

最低限、ビジネス・シューズやダンス・シューズを履いても干渉しないように、とチャッチャとして頂いた感じです。

それにしても、局所麻酔の痛いこと。

液が身体に入り込むたびに、拳を強く握っていました。

病院の外に出て、内緒で煙草を取り出します。

そして、晴れ渡っている空に目を向けながら、これまで放置していたことにほんの少し後悔しました。

血液検査を初めてしてからというもの、何十年と放ったらかしです。

遺伝性の高脂血症は、薬で抑えるしかないらしいです。

 

お金と健康は、失って初めてその有難みがわかるものですね。

社会から取り残されたような錯覚に陥ります。

こんなに晴れているのに、バイクにも乗れず。

少し休むように、と神様からのメッセージを受け取った気分です。

 

歩くのだって、思うようにいきません。

足のサイズの半分の歩幅です。

ペンギンが歩くようで、何とも前に進みません。

 

どんなことにでも、時期というものがあるんだな、と感慨深く思いました。

 

この前から、従業員の表情も変わり、ずいぶん前向きに頑張ってくれています。

ようやく意味がわかったようです。

電話での指示で、上手く今週は乗り越えることができそうです。

 

波に乗る、追い風を受ける。

私は、サーフィンはしたことがありませんが、若い頃にウィンド・サーフィンをしていました。

風は一定ではなく、常に強弱のリズムに乗って海の上を走っています。

セイルの向きを変えては、スピードを調節して水面を滑ります。

調子に乗って、パンパンと波をボードで叩きつけながら前へ。

障害物を発見しては、素早く手を離して豪快にチンです。

 

今日は、梅雨に入る前の貴重な晴れ間とのこと。

強い日差しに爽やかな風。

このまま上昇気流に乗って、暑い夏を迎えに行きたく思います。

原型を留めないシェイクされた過去の想い出は、淡い気配となって鼻腔をくすぐります。

 

仲間がいてくれたことに、心強く、そして本当に嬉しく思います。

仕事やプライベート、自分で思っている以上に、ひょっとして充実しているのかもしれません。

 

ブログをはじめてから1年と2ヶ月が経ちました。

途中、やめようかとも思いましたが、暖かい東から吹く風の助言もあり、今ではほぼライフ・ワークのひとつです。

これからも、どうぞよろしくお願いします。

 

挨拶、といえば、クラシックでもありますね。

『愛の挨拶』。

それも素敵な曲ですが、私に強烈な印象を抱かせた『アズベリー・パークからの挨拶』をご紹介します。

ブルース・スプリングスティーンのデビュー・アルバムです。

機関銃のように立て続けに固有名詞を繰り出す歌い方。

そのイメージを当時、私は勝手に佐野元春に重ねていました。

ほとばしる情熱は、熱いマグマとなって身体じゅうを駆け巡る、そんな感じです。

『FOR YOU』という曲が、いちばん好きです。

振り返っても、いい時代に高校生の頃を過ごさせてもらった気がします。