昨夜からの雨が一層激しさを増し、アスファルトを叩きつけるように降っています。
会社前の駐車場にも、幾つかの水溜りができています。
道路脇には、小さな水の流れが列をなしては足早に溝へと向かいます。
本格的な夏の到来を控えての小休止。
梅雨への序章のような天気に、暑さに煽られていた気持ちも静かにクールダウンです。
いろいろと面倒なことがある日々の生活に彩りを添えてくれる存在は、時に優しく心に潤いを与えてくれます。
張りやくつろぎぎといった豊かな弾みをつけてくれます。
気持ちはわかるけど、そりゃ駄目でしょう、ということは日常茶飯事、よくあることです。
でも、国民の代表という立場の方であれば、そんなふうに簡単に見過ごすわけにはいきません。
言語道断のような気がします。
権利を盾に大きな顔をされては、それが従業員であれば“お前さんは、もういい”、といったところですかね。
どんなことでも同じですが、全体を俯瞰した中でのその時々の行為そのものの整合性を、私たちは公正に判断します。
“泣いて馬しょくを斬る”
そのシチュエーションとは意味合いにおいての差はかなりあるものの、維新さんの気持ちはよくわかります。
除名までされてもなお職務をまっとうしたい、とは勘違いの極致のようにさえ思います。
生き様として、尊敬できないばかりか呆れてものも言えません。
どんな時でも、驕らず真摯に向き合う姿勢を心掛けたいものです。
自信と過信の間には、大きな河が横たわっているように思います。
ファンキー・サックスの第一人者のデヴィッド・サンボーンのこのアルバム。
いつもとは違う感じで、驕らず真摯にジャズに向かい合っている感じがとても好感が持てます。
決して普段がいい加減であるということではないのですが、このアルバムは他のアルバムとは毛色が違います。
雨の降る日には、うってつけの一枚ですね。
アルバム『アナザー・ハンド』です。

