今日は、朝から強い陽射しが降り注いでいます。

ジリジリとジーンズを突き抜けてきます。

久し振りのバイク通勤です。

峠に入ると幾分冷ややかな空気には包まれるものの、熱を孕んだ風は身体をただなぞるように通り抜けていきます。

GB250クラブマンです。

十分な暖機をしてやらないと、レスポンスがより一層悪くなります。

ご機嫌をとらないといけないヤツです。

 

 

昨日は、オールディーズのダンスパーティーがありました。

今回は一人参戦です。

まだ、演奏前、セッティングの時の様子です。

帽子をかぶった男性ボーカルが取引先の社長さんです。

 

2ステージ目で、前回ジルバを踊ってくれたご婦人が私を見つけてくれ、フロアーへ呼んでくれました。

覚えてくれてたんですね。

なんだか嬉しかったです。

本当は、男性が女性を誘わないといけないのに、情けないばかりです。

 

社交ダンスをされているご婦人もいらっしゃった様子で、ルンバやジャイブをやっておられました。

やっぱり目立ちます。

カッコいいんですね。

靴とドレスが、八ヶ岳をはるかに超えた富士山のように感じました。

 

また、ずいぶんと乱暴に女性を力任せに動かしていた方もいらっしゃいました。

男性は楽しそうですが、女性は口元を固く閉じたまま。

自分もそうならないように、と思いました。

 

本番は来週の6月9日です。

名越明子さんとのジルバです。

終わったあとの一礼と退場の時のエスコートを忘れないようにしないといけません。

フワフワと宙を舞うことの無いように、緊張感がいい方向に向かうことを願います。

 

 

魅力的な方にお会いするたびに思うことですが……。

音楽でも同じです。

個性のようなものですかね。

人を惹きつけるもの、もしくはトレードマークのようになっていることだったり……。

 

自分の存在があまりにも小さいので、そういう方には若い頃から憧れていましたね。

小さな事に一生懸命で、大きな流れについていけないような。

あたりめのように、噛めば噛むほど味が滲み出てくるような、そんなふうになりたいものです。

煙草を吸いながら、ぼんやりと煙の行方を追っていました。

 

 

オールディーズのライブハウスなんかは、若い頃よく通っていたこともあって、ツイストやなんちゃってジルバはお手のものです。

なんちゃってを“きちんと”にしたく思いはじめた社交ダンス。

これからですね。

どう向き合っていくか、を考えようと思います。

相手を笑顔にしたいと思うのなら、まずは自分が心から楽しめないといけません。

それはダンスだけにとどまらず、人と関わることすべてに共通することでもありますね。

 

昨日も、執拗に女性を誘っていた男性の方がいらっしゃいましたが、最終的にその女性は対角線の先へと姿を紛らしてしまわれました。

押してもだめなら、引いてみな。

これは、一人、またはチームで何かに取り組む時には、視点を変えるという意味でとても大切なことのひとつです。

ただし、生理的、感覚的なことに関しては別ですね。

相手の気持ちを察することも、粋な部類に入るのでは、と個人的には思います。

 

かくいう私も発展途上の身。

いいところは真似て、首をかしげるところは捨て置く。

そういうことを重ねていけば、いくらかマシな人間にはなるのかもしれません。

 

夢への扉を叩き続けることをここしばらく(せめて60歳くらいまで)は優先させていきたいと思うのですが、これがなかなかです。

 

 

 

アルバート・コリンズというブルースのギター弾きがいます。

私はこの人の演奏や歌が大好きで、主だったアルバムは持っています。

中でも、個人的には『アイス・マン』と『コリンズ・ミックス~ベスト』が好きです。

自然発生的に次々に湧いてくるブルース・フィーリング、それも洗練されたヒップなものです。

多彩なゲストに囲まれ、まさにアルバート・コリンズの魅力にあふれたアルバムです。

このあと癌で他界、したいことをすべてやり切ったということなのかもしれません。