今日も天気がいいですね。
爽やかな風と力強い陽射し。
それだけで、気持ちが弾みます。
目が痛いので、しばらくはバイク通勤はお預けです。
昨日、オールディーズのダンスパーティーに演奏で出演されるお客さんにとCDを作りましたが、ついでに“日本のいいやつ”みたいなものもいたずらに作ってみました。
それを車の中で聴きながらの通勤です。
やっぱり、いいですね。
“A面で恋をして”から“幸せな結末”の流れがたまりません。
どうやらドラマの主題歌のようですが、当時の私はドラマとは無縁でした。
外へ外へと情熱を片手に、行動半径を可能な限り広げていたように思います。
ナイアガラ・トライアングルを筆頭に、ちょっぴり尖がって、ほんのりセンチメンタルな感覚が好きでしたね。
大滝詠一さんや山下達郎さん、佐野元春さんに杉真理さん。
伊藤銀次さんに佐藤奈々子さん。
このあたりは、60年代のアメリカ的フレーバーを感じさせます。
ソフトクリームやシュークリームのように、はっきりとした後味を残すもの。
そう感じさせるのは、松本隆さんの存在が大きいのかもしれません。
後ろを振り返るのではなく、ある種デジャブを楽しむ要素の一つのようなものですね。
今思うと、ずいぶん遠回りをしてきたように思います。
あの頃、もっとこうした方が良かった、としょうがない自分を窘めてみたり……。
元春の“SOMEDAY”も、ちゃんと入っています。
狂おしいばかりの発熱は過ぎ去り、鼓動は一定を保ち、何もなかったかのように呼吸は落ち着きます。
ガスバーナーのような青い炎は、消えることなく心の底に静かに眠っています。
種火に点火させるための燃料が、まだ足りないのかもしれません。
夢へのレールは見えてはいるものの、なかなか先へ辿り着けないもどかしさに、小さな炎が消えてしまわないように頑張っていこうと思います。
今日は、書道教室での硬筆のお稽古があります。
気持ちを落ち着けて、無心で文字と向き合います。
そこには、飾らない素の自分がいます。
そんな貴重な時間を持てる心の余裕ができたことに、自然と口元が緩みます。
行書は川のせせらぎに似て、その時々の調子が文字に現れますね。
何かに一生懸命に打ち込んでいる方を見かけると、妙に応援したくなります。
自分自身の中に、ある意味、投影しているからかもしれません。
そうすることで、自分も頑張れる気がします。
やっぱり、一人では何もできません。
レオ・レオニのカメレオンと同じですね。
マグカップでカフェオレを飲みながら、ふと思いました。
高校生の頃だったと思います。
佐野元春さんの『SOMEDAY』のレコードが発売されたのは……。
『ロックンロール・ナイト』を聴いて、ゾクゾクしたのを今でも覚えています。
途中、次第に熱を帯びてきて爆発するような感じです。
是非、聴いてみてください。


