午前は天気も良く青空が広がっていましたが、今はずいぶんと雲が出てきて陽射しを遮っています。

日本海側特有の天気です。

 

今の観光客のメインは、中国、台湾人とのことです。

大型のバス・ツアーのほとんどがそのようです。

 

流れが大きく変わってきました。

この前までは、個人の観光客をターゲットにした本物志向へと舵を切りました。

オグリキャップと武豊さんを前面にクリーンなイメージを押し上げていたJRAのように、オシャレで美味しく、また景観を重視した道路整備。

天橋立周辺は、私が子供のころに比べれば、ずいぶん様変わりをしたものです。

 

今の現状は、明らかにインバウンド頼みです。

またそれを支える従業員も、外国の方の手を借りないと覚束ない様子。

 

多くの情報が溢れる中で、立ち止り、目を凝らしてみていくと、薄っすらと必要なこととそうでないことが見えてきます。

私個人的なことに関してもそれは同じで、自分が取り組む中で優先順位をつけながら整理しないといけない気がします。

放り投げるのではなく、小休憩のように、少しスロー・ダウンさせる感じ。

 

どんなことでもその時にしかできないこと、ってあると思います。

冷静に考えてみる余裕みたいなものを、じっくりとこしらえていきたいと思います。

 

目下はGWの10連休です。

これに向けての仕事の段取りをつけるのに大変です。

人の流れ、物の流れ、どれも初めてのことです。

初めてのことには、心地よい緊張感が伴います。

ある意味、初心に戻る感じでしょうかね。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、ダイアナ湯川さんのデビュー・アルバム『天使のカンパネラ』が当時話題をさらいました。

父親が御巣鷹山の事故で亡くなり、そのあと父の遺志を継いで母の母国であるイギリスで音楽家への道を辿る、みたいな振れ込みだったように思います。

そのアルバムを初めて聴いた時、若さが多くのところで感じられるものの、それをうまく補うようなおおらかさも同時に感じました。

CDデビューは時期尚早かとも思いましたが、先日原稿に向かっている時に聴いていますと、なんとも愛らしい演奏に聞こえました。

私が歳をとったぶん、耳が肥えたのかもしれません。

ヨーロッパ的おおらかな演奏と言えば、私は千住真理子さんを思い浮かべます。

このアルバムには“夢”という曲が収録されていますが、この曲はある意味特別な光を放つ曲です。

初めて聴いたときから、素敵な曲だな、と素直に思いました。

大江光さんの手によるものです。

美味しい紅茶とともに、是非一度ご賞味ください。