今日も、昨日に引き続き天気に恵まれました。

今日は、昨日とは違いGB250での通勤です。

単気筒で、いつもの小さな峠を走ります。

桜並木も色づきはじめ、陽射しを受けて、青空とのコントラストが鮮やかに映えます。

そんな景色の中を風を感じながら走るのは、本当に気持ちがいいもの。

ささやかなしあわせを感じます。

 

3月は、とかく慌しく過ぎていくもの。

年度の変わり目、地域の寄り合い等。

普段とは違う潮目が、余計に気持ちを焦らせます。

4月に入り、少しずつ身体も心も新たな環境に慣れていきます。

もう少し落ち着いたら、また仲のよい方たちと一緒に遊びたく思います。

 

ここ何年もNHKの朝ドラなんて、見なかったのですが……。

今放送されている“なつぞら”を見るのが日課になっています。

草刈正雄さんは、たまりませんね。

阿部寛さんは確実に跡を継ぐと思います。

先日、ドラマの中で交わされた会話で、心に残る言葉がありました。

 

『誰かが助けてくれると思って生きていると、誰も助けてはくれない。

一生懸命努力していると、必ず手助けをしてくれる人は現れる。

頑張って働いていれば、必ず報われるもの。

報われないとしたら、働き方が悪いか、働かせている奴が悪いか。

そんなところからは、すぐに逃げ出せばいい』

 

微妙に違うかもしれませんが、こんなような内容でした。

まさにその通りだと思いました。

努力は決して人を裏切らない、というのは私は常々思っています。

あと、仕事を転々とすることには、それなりに意味があるってこと。

これは、18年くらい前に先輩から教えてもらいました。

『まだ、自分に合った職業に出会っていないだけなのだ』、と……。

 

同じ思いを共有できる悦び。

本当は、核となるもののはずなのに、どこか曖昧な着地点へと気持ちを落ち着かせてしまう。

それは、どうしようもないこと。

諦めていた気持ちを東からの風が、すっと水面へと押しやってくれる。

桜並木のトンネルをくぐりながら、グリップを持つ手に熱がこもります。

ちょっとスロットルを開ける自分を感じては、軽く苦笑いです。

“ちょいと吹かして トンネル抜けろ”の歌詞にかぶります。

 

 

大橋美加さんのアルバム『Bitter Tears Sweet Tears』。

いい曲ばかり入っています。

彼女は、さすが、と思わせる上手さを持っていますね。

でないと、親の七光りみたいに思われてしまう悔しさが、彼女の推進力になっているように思います。

感情表現なんて、笠井紀美子さんを別格とすれば、大橋美加さんは群を抜いていると思います。

『Taking A Chance On Love』はいろいろな方が歌われていますが、日本人では彼女のこの演奏がベスト・トラックだと思います。

壮大なスケールで、丁寧に歌詞を歌い上げます。

私は、初めて聴いたときに、完璧にノック・アウトされました。